グレモン錠ってどんな鍵?その仕組みやメリットなどを紹介!
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鍵にはさまざまな種類がありますが、「グレモン錠」という鍵はあまり聞き馴染みがない人も多いのではないでしょうか。
一般住宅の玄関ドアにはあまり使用されることがなかったり、普段は別の名称で呼ばれることが多かったりするのがその理由だと思います。
とはいえ、グレモン錠は意外と生活の中で身近な鍵なんですよ!
グレモン錠を知っている人も知らない人も、その仕組みや鍵のメリットについて今一度確認していきましょう。
この記事では、以下の内容についてご説明します。
- グレモン錠の特徴と仕組み
- グレモン錠の種類
- グレモン錠のメリットとデメリット
グレモン錠ってどんな鍵?特徴や仕組みを知っておこう
「シリンダー錠」は普段の生活でも耳にすることがありますが、「グレモン錠」は一度も聞いたことがないという方も少なくないはずです。
もしかすると、皆さんのご自宅のどこかに使用されているカギかもしれません。
まずは、グレモン錠の特徴や仕組みを詳しくみていきましょう。
グレモン錠とは?シリンダー錠との違いもチェック
住宅の玄関ドアや自動車などに用いられているのは主にシリンダー錠です。
扉にレバーハンドルやドアノブが付いており、その上下にシリンダー(ロックをするための鍵穴)が付いている鍵で、現在のほとんどの家がこのタイプといっていいでしょう。
一方、グレモン錠はレバーハンドルがロックの役割も兼ねているため、基本的な構造としてはシリンダーは付属していません。鍵穴がなくとも施錠が可能という、非常にシンプルな鍵です。
ハンドルを回すことで施錠される仕組みになっており、「グレモンハンドル」と呼ばれることもあります。
グレモン錠が使用されているのはどんな場所?
グレモン錠はシリンダー錠よりも密閉性を高めることができる鍵です。
一般的な家の玄関や自動車などに使用されることはありませんが、防音が必要な学校の音楽室や放送室、バンドスタジオ、機械室、工場などのほかに、高圧受電設備や電磁波防護扉などによく用いられています。
後述しますが、戸建てやアパート、マンションなどの窓に取り付けられている「クレセント錠」もグレモン錠の一種です。
グレモン錠の種類は3つ!メーカーや人気商品もご紹介します
シリンダー錠にディスクシリンダー・ピンシリンダー・ディンプルシリンダーなどの種類があるように、グレモン錠にも使用用途や構造が異なるいくつかの種類があります。
ここでは、普及している主な3種類のグレモン錠をご紹介します。
ロッドコントローラー
通常は一つのカギに対して一つの場所の開錠・施錠しかできないようになっています。
グレモン錠のロッドコントローラーでは、遠隔で一つの鍵に対し複数の鍵のロックを動かすことが可能です。いわゆる、「二点締め」「多点締め」が可能な鍵となります。
- タキゲン(TAKIGEN)防水ロッドコントローラー
止め金と合わせて3点締めが可能で、左右兼用型、曲げ加工の必要がなく簡単に取り付けられます。
- いわきエンジニアリング ローラーハンドルSF-1
錠前取り付け式
単純仕様のグレモン錠だと、シリンダーがなく防犯性に不安が生じてしまいます。
錠前取り付け式のグレモン錠であれば、グレモン錠に加えて別の鍵を取り付けることが可能です。
防犯対策が必要な場所で使用する場合は、錠前取り付け式のグレモン錠を選ぶことをおすすめします。
- タキゲン(TAKIGEN)クレモンハンドル
- 美和ロック(MIWA)グレモン電気錠
専用の鍵もしくはサムターンで解錠することができます。
クレセント錠
住宅の窓に取り付けられているアルミサッシ用の鍵はクレセント錠と呼ばれます。
三日月型をしていることからこの名称になっており、半円状の金物部品とハンドルが一体化したグレモン錠です。
密閉性は高いですが、防犯性に優れているとはいえないため、補助錠を付けることが奨められます。
- LIXIL・新日軽 大型クレセント(ロック付)
グレモン錠のメリットとデメリットとは?交換手順も解説!
グレモン錠を取り付けることを検討している人は、メリットとデメリットを理解することで製品選びがスムーズに進むことでしょう。
ここでは、グレモン錠の利点や欠点をご紹介するほか、万が一故障した場合の対処法についても解説します。
メリットとは?
レバーハンドルがロックになるグレモン錠の最大のメリットは、部屋の密閉性が高くなることです。
密閉性が高い=防音性や遮音性、防振性なども高くなるため、大きな音を流したり機械音が継続して鳴ったりする部屋にも対応できるのです。
また、頑丈でかつ単純な構造であるため、壊れにくく長く使用できるのも利点の一つです。
アンティークなデザインのグレモン錠などを取り付ければ、インテリアにもなりおしゃれな空間を演出することも可能です。
錠前のないタイプであれば、キーを持ち歩く必要がなく鍵紛失の心配もありません。
デメリットとは?
グレモン錠のデメリットとは、防犯性能の低さです。
錠前のないタイプのグレモン錠は、ハンドルを上げると開錠できてしまうため、高い防犯性が求められる玄関ドアや金庫などの鍵としては不向きです。
ドアの材質や厚みによっては、ドリルなどで穴を開けて解錠する「サムターン回し」のリスクが高く、ガラス破りで侵入される可能性があります。
壊れにくいとはいえ、絶対故障しないというわけではありません。
施錠した状態でレバーが動かなくなったりすると、室内に閉じ込められるなど思わぬトラブルが発生する恐れがあります。
関連記事:サムターン回しを防止するには?防犯性をアップする対処法を解説!
グレモン錠が故障したらどう修理する?
万が一グレモン錠が故障した場合、鍵を交換するもしくは部品を交換するなどの修理を行わなければなりません。
グレモン錠を修理する手順は以下の通りです。
1.グレモン錠のネジを外して内側のツマミを取り外します
2.レバーハンドルを持ち上げ、ハンドルのネジを取り外します
3.ハンドル本体を外し、台座を固定しているネジも取り外します
4.台座本体を取り外し、新しいグレモン錠の台座を取り付けます
5.レバーハンドル、ツマミの順に取り外しとは逆の流れで取り付けていきます
作業自体は難しいものではありませんが、慣れていないと時間がかかったり施工に失敗したりすることがあります。
特に、グレモン錠の種類を変更する場合などは作業に慣れた人でないと困難といえるでしょう。
『KEY110』なら確実に交換することが可能ですので、お困りの際はご相談ください。
グレモン錠の交換は業者に依頼しましょう
「グレモン錠が故障したので修理がしたい」
「古いグレモン錠を錠前付きのグレモン錠に交換したい」
このように、鍵交換や鍵トラブルなどでお悩みのときは、自分で解決しようとせず、知識や技術のある専門業者に依頼するのが一番です。
『KEY110』では24時間365日ご依頼を受け付けていますし、WEBからの無料相談も大歓迎です。
まずは気になることがあれば質問してください。鍵に詳しい専門スタッフが親切丁寧にお答えします!
参考サイト:『KEY110』
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