MIWAの鍵の種類の見分け方はある?似た形状や間違えやすいものを解説!
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鍵のメーカーについて語る時、外せないのが今回お話をする美和ロック(MIWA)の鍵です。
MIWAの鍵は国内シェア率60%以上と、業界最大手の鍵メーカーとなっています。
お手持ちの鍵を確認してみたらMIWAの鍵だったというケースも珍しくないのではないでしょうか。
MIWAは国内だけに留まらず、世界でも使われています。
約50カ国にMIWAの鍵を販売しているので、世界からも信頼されているメーカーと言えますね。
今回は、
・MIWAの鍵の種類について
・MIWAの鍵の見分け方
・MIWAの鍵を扱う際の注意点
・MIWAの鍵に関するトラブルへの訴求
など、MIWAの鍵について知っておくと役に立つことを詳しくまとめていきます。
お手持ちの鍵がMIWAのものだったり、これから鍵を替えようかと検討中の方は参考にしてくださいね。
MIWAの鍵の種類について
MIWAの鍵には種類がいくつかあります。
それぞれの鍵の特徴について詳しく見ていきましょう。
U9シリンダー
U9シリンダーは、ピッキング被害が多発した「ディスクシリンダー」の後継として生まれたものです。
ディスクシリンダーは縦穴タイプと呼ばれるものでしたが、U9シリンダーは横穴タイプにし、ピッキングしにくい造りとなっています。
鍵の施錠には10分以上かかるとされており、法定表示のものでは最高ランクに値するものなので、安心して使うことができます。
U9シリンダーにはいくつかのメリットがあります。
・ピッキング対応の中では低コスト
防犯性の高いシリンダーは「ピンタンブラー」を採用されているものが多いですが、それだとどうしても値が張ります。
しかし、U9シリンダーは、「ロータリーディスクタンブラー」と「サイドバー」を用いているので、部品の生産が安価ということもあり、低コストが叶っています。
・合鍵コーナーでも作れる
U9シリンダーは、標準シリンダーに2009年より昇格しています。
なので、街の鍵屋さんでも気軽に合鍵を作ることができますよ。
しかし、合鍵が作れるということは、その気になれば誰かが合鍵を作ることができるということになります。
防犯にこだわってこちらのシリンダーを選ぶという方には、合鍵が作れるということは不安要素となってしまうかもしれません。
URシリンダー
URシリンダーとU9シリンダーは、ほぼ同じ機能を備えています。
ただ、U9シリンダーが差し込む方向が決まっているのに対して、URシリンダーは差し込む方法は決まっておらずリバーシブルで使うことができます。
URシリンダーも合鍵を作ることができますが、U9シリンダーよりも精巧な造りなのが特徴です。
そのため、余り腕が良くない人が合鍵作製をすると、鍵が開かないというトラブルも起きやすくなっています。
PRシリンダー
PRシリンダーは、ディンプルキーとなっており防犯性が高いのが特徴です。
またリバーシブルタイプのカギなので扱いやすくなっています。
全てのタンブラーが同時に揃わないと回らない仕組みになっているロッキングバーが採用されているので、こちらも耐ピッキング性に優れています。
PRシリンダーのメリットも見ていきましょう。
・ドリル破壊にも強い
シリンダー内部には堅い部品が多く含まれています。
堅いため、ドリルによる穴開けにも高い抵抗力が期待できます。
シリンダーには3種類のグレードがあるので、カギを取り付ける場所に合わせた、最適なものを選択できますよ。
・タンブラーが2種構造
タンブラーは鍵と接合面が異なるメインタンブラーと、サイドタンブラーとの2種構造となっています。
組み合わせは1,000億通り以上となるので、複製が難しい防犯性の高い鍵だと言えます。
・耐久性に優れている
PRシリンダーは、耐摩耗性に優れ、耐久性が高くなっています。
玄関などよく開閉する箇所の鍵はどうしても摩耗していきやすいので、耐久性が優れていると安心してできますね。
PR-Jシリンダー
PRーJシリンダーは、PRシリンダーとほぼ同じ性能でサイズが大ぶりになっているので、差し込みやすい鍵になっています。
樹脂製の黒いカバーが付いた大型キーヘッドとなり持ちやすく、見た目も高級感があります。
差し込み口はすりばち状になっているので、スムーズに鍵の開閉ができます。
また、PR-Jシリンダーの差込み口は、蓄光部品が埋め込まれているので夜でも開閉がしやすく便利です。
賃貸オーナー向けのMIWAの鍵
MIWAの鍵は賃貸オーナー向けの便利なものもあります。
どのような鍵があり、どのような特徴があるのかも見ていきましょう。
JNシリンダー
JNシリンダーはリバーシブルで使いやすい鍵となっています。
ディンプルキーなので、手や衣服を傷めることもありません。
こちらの鍵の最大の特徴は、チェンジキーシステムを搭載していることです。
チェンジキーシステムは、チェンジキーと呼ばれる鍵を差し込むことで、ギアの噛み合わせ位置を変えることができます。
差し込むだけで以前の鍵は使えなくなるので、居住者が変わるたびにシリンダーを変更しなくてもよく、オーナーは手間が掛かりません。
「そんなに簡単に変えられるなら悪用されないの?」と不安に感じるかもしれませんが、他のチェンジキーでは変更が出来ないようになっています。
また、鍵穴に付いているピンの組み合わせの数は2億通り以上あるので、ピッキングに強いシリンダーと言えます。
LBシリンダー
LBシリンダーもチェンジキーシステムになっています。
こちらは、リベロ・キーシステムというタイプのチェンジキーシステムを採用しており、フリーセレクトタイプとペアタイプの2種類に分かれています。
・フリーセレクトタイプ
1本のニュートラルキーで全ての住戸キーのキーチェンジが可能なシステムです。
リセットキーでシリンダーをリセット状態にした後は、キーグループの中から好きな鍵を選べます。
全住戸を1本でニュートラル状態にできるので、管理も楽ですよ。
・ペアタイプ
ペアタイプは住戸キーとニュートラルキーをペアで交換していきます。
各住戸キーに対応したニュートラルキーでのみキーチェンジができる仕組みです。
各住戸のニュートラルキーを保管しておかなければいけません。
物件管理者以外のキーの複製や、予備キー手配をシステムで防止するセキュリティ認証IDシステムを標準で設定してあるので、防犯機能も高くて安心です。
LB-Jシリンダー
LB-Jシリンダーは、LBシリンダーと基本的なシステムは同じです。
LBシリンダーよりもサイズが大ぶりになので開閉しやすくなっています。
樹脂製の黒いカバーも付き、持ちやすいのが特徴です。
差し込み口はすりばち状になっており、スムーズに鍵の開閉ができますよ。
参考サイト:美和ロック株式会社HP
MIWAの鍵の見分け方
MIWAのキーシリンダーは様々なタイプがあることをお話ししてきましたが、今度は鍵の見分け方も見ていきましょう。
見分け方のコツを掴めば、どのシリンダーのものかも分かるようになりますよ。
型番は錠ケースによって刻印位置が違う
まずは、錠ケースの型番の刻印の組み合わせで見分けていく方法です。
型番は、
・錠ケースの側面
・シリンダーの下
・ドアノブの上
・レバーの上下
の4箇所に刻印されています。
まずは上記の図の位置を確認してみてください。
側面のところになければ、レバーハンドル周辺を探してみましょう。
型番が分かれば鍵の種類はすぐに判別できます。
鍵穴によって鍵の種類を判断できる
参考サイト:MIWA メーカーサイト
続いて鍵穴の形で判別する方法です。
MIWAの鍵穴は上記の表の6種類となっています。
鍵穴の形は特徴的なので、差し込み口の形状をよく見てどのシリンダーなのかを見つけてみてください。
MIWAの鍵を扱う際の注意点
大まかなな見分け方のイメージが掴めたかと思いますが、中には間違えやすい外見の鍵もあります。
見分けがつきにくい場合はどうすればいいのかも見ていきましょう。
間違えやすいMIWAの鍵について
MIWAの鍵の中にはよく似ていると言われる鍵があります。
例えばよく言われるのがPRシリンダーとPSシリンダーです。
鍵の幅は同じ23㎜。
キーヘッドも同じ形と一見とてもよく似ている形状ですが、並べてみると一目瞭然です。
PRは長さが約65mm、PSは約58mmと、PRの方が長くなっています。
どちらのタイプのものか迷ったらキーヘッドから先の長さを測ってみるといいでしょう。
同じ型番でもシリンダーが異なる場合に注意
MIWAのシリンダーは同じ型番でもシリンダーの種類が異なることもあります。
その中でも特にLIX用交換シリンダーとLSP用交換シリンダーは、間違いやすいので注意が必要です。
まずはドアを開いて型番を確認します。
ここでシリンダーの種類の検討が付きますが、同じ型番でもLIXとLSPが混在していることもあります。
・LIXタイプが上下に付いている
・LSPタイプとLIXタイプがそれぞれ1つずつ付いている
・LSPタイプが上下に付いている
などのパターンがあるので、鍵が2個ある場合は決めつけずに、1度シリンダーを取り外して形状を見てみると確実でしょう。
MIWAの鍵に関するトラブルへの訴求
MIWAの鍵についてお伝えして参りましたが、いかがでしたか?
シェア率が高い鍵だからこそ、見分けがつかないなどの思わぬトラブルも起きがちです。
ですが、ここでまとめてきたようなことを確認して頂けたらどの鍵の種類なのかを把握することができると思います。
それでも疑問が解決しない場合や、MIWAの鍵の取り付けや交換などにお困りの際は、是非お気軽に『KEY110』までご相談くださいませ。
参考サイト:『KEY110』
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