中古マンションの鍵交換はしたほうがいい?理由と注意点について解説
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中古マンションを購入した場合は、鍵交換することをおすすめします。なぜなら、第三者があなたの家の合鍵を持っているかもしれないからです。
ただし、鍵の種類や交換するタイミングなどに注意が必要で、自分だけで勝手に進めてしまうと思わぬトラブルが起こる可能性もあります。そこで、安心して生活するためのポイントについて確認しておきましょう。
この記事では、中古マンションの鍵交換をした方が良い理由と注意点について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
中古マンションの鍵交換が必要な理由
まずは、中古マンションを購入した場合に、鍵を交換した方が良い理由について解説します。主な理由は3つあります。
- 第三者が合鍵を持っている可能性がある
- 鍵は使っているうちに劣化する
- 新しい鍵の方が防犯性が高い
では、順番に解説していきます。
第三者が合鍵を持っている可能性がある
中古マンションは、前の住人が使っていた鍵のまま引き渡されることが多いです。もちろん、鍵は全て渡されているとは思いますが、そもそも合鍵を含めて何本あったのか確認できないため不安に思う方は多いでしょう。
また、中古マンションを購入後にリフォームした場合、多くの業者が鍵を使って出入りすることになります。その際、紛失したり合鍵を作られたりする可能性があります。
「心配しすぎじゃない?」と思われるかもしれませんが、あくまで可能性があることを考えると、自分で鍵を交換しておく方が安心できます。
鍵は使っているうちに劣化する
鍵や錠(ロックする部分)は金属でできているため、使っているうちに削れていきます。すると、うまく噛み合わなくなり、次第に開け閉めがしづらくなっていきます。
それでも使い続けると故障の原因になってしまうため、長期間の使用はおすすめできません。ちなみに、鍵の寿命は約10年と言われています。
新しい鍵の方が防犯性が高い
鍵のメーカーは防犯性を高めるために、長い年月をかけて改善を続けています。つまり、新しく発売された鍵の方が、防犯性が高くなっていると考えられます。
また、鍵にもたくさんの種類や機能があるため、自分の好みにあわせて選ぶことができます。管理規約に違反しないのであれば、デジタルロックに交換することも可能です。
中古マンションの鍵交換費用は誰が負担するの?
次に、鍵交換の費用負担について解説します。ここまで説明してきたように、自分の意思で鍵を交換する場合は全額自己負担になります。
また、住んでいる期間に鍵を紛失したり錠が壊れたりした場合も、基本的に自分で負担して交換になります。自分や家族が安全に暮らすためと考え、必要な費用と思ってください。
なお、鍵を交換する理由によっては火災保険が適用になる場合があるため、念のため契約内容を確認しておきましょう。
管理会社が負担してくれる場合もある
もし、入居時に鍵のトラブルがある場合は、管理会社(管理組合も含む)が負担してくれるかもしれません。例えば、次のような場合です。
- 経年劣化で鍵の調子が悪い
- 故障していて鍵がかからない
- 本来あるはずの鍵が足りない
上記のような場合は、自分で鍵交換の費用を負担しなくて済むでしょう。また、住み始めた後でも災害などで自分に過失がなければ、管理会社の負担で鍵を交換する場合もあるようです。
なお、詳しくはマンションの管理規約で確認してください。
鍵を交換する場合の注意点について
続いて、鍵を交換する場合の注意点について解説します。気を付けるポイントは3つです。
- マンションの共用部分について
- 鍵を交換するタイミング
- オートロックがある場合
では、順番に解説していきます。
マンションの共用部分について
マンションの共用部分とは、自分の部屋以外で他の住人と一緒に使っている部分のことです。具体的に説明すると、玄関の外側は廊下に面しており、共用部分とも考えられます。
マンションによっては、管理規約に交換する鍵についての条件が定められている場合があるので、トラブルを避けるため事前に管理会社に確認しておきましょう。
鍵を交換するタイミング
中古マンションを購入した後に鍵を交換する場合は、自分が住み始める直前がおすすめです。なぜなら、交換後の新しい鍵を使うのが自分と家族だけなので、合鍵を持たれる心配がないからです。
購入したマンションのリフォームなどが終わった段階で、鍵を交換してもらうように段取りを済ませておきましょう。
オートロックがある場合
オートロックがあるマンション場合、共用エントランスと自宅の玄関が同じ鍵で開けられるタイプが多いです。 この場合、鍵を交換する選択肢は2つあります。
- オートロックと自宅の玄関で同じ鍵を使う
- それぞれ別の鍵を使う
ただし、どちらの方法であっても管理会社に確認してから進めてください。では、それぞれについて簡単に説明します。
オートロックと自宅の玄関で同じ鍵を使う
オートロックと自宅玄関の鍵が同じ場合、それぞれの部屋の玄関の鍵は別になっていますが、共用部分はどの鍵でも開けられるように作られています。
もちろん、同じ仕組みで鍵を作ってから交換することは可能ですが、メーカーに発注する必要があるため、およそ3週間程度かかる場合が多いようです。
それぞれ別の鍵を使う
自宅玄関のシリンダー(鍵穴の部分)を交換した場合は新しい鍵になりますが、共用エントランスを開けることはできません。
時間をかけずに鍵交換ができる反面、古い鍵と新しい鍵の両方を持ち歩く必要があり、少し面倒に感じるかもしれません。
中古マンションを購入したら必ず鍵を交換しよう
ここまで、中古マンションの鍵交換をした方が良い理由と注意点について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
マンションに住み始めた後の防犯面を考えた場合、必ず鍵交換することをおすすめします。なお、交換するタイミングには注意しましょう。
最近では、防犯性の高い鍵もたくさんありますし、規約違反でなければデジタルロックにするという選択肢もあります。 鍵の選び方がわからなかったり交換できるか不安な場合は、鍵の専門業者に相談してみましょう。
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