そのホームセンターのクレセント錠で大丈夫? 注意点や交換方法を解説
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窓ガラスやアルミサッシなどの引違い戸の鍵として、よく使われているクレセント錠ですが、長年使い続けていると、動きが硬くなったり、鈍くなったりするものです。
そんな時、「自分で新しい鍵に交換してみようかな」と思われる人も多いのではないでしょうか。
交換用のクレセント錠はホームセンター等でも購入することができます。
そこで、今回はホームセンターでクレセント錠を購入する際の注意点や交換方法についてご紹介します。
そもそもクレセント錠とは?
クレセント錠のクレセントとは「三日月」を意味し、その名の通り、三日月に似た半円形の金具のついた鍵のことをいいます。
サッシや窓にクレセント錠を使われているご家庭は多いのではないでしょうか?
クレセント錠は窓やサッシの室内側に取り付けられた半円形の金具を回転させることで施解錠することができますが、長年の使用で経年劣化すると、動きが悪くなったり、ガラス戸との噛み合わせが悪くなったり、勝手に施解錠されたりするようになってしまいます。
このような症状が見られたら、そろそろ交換時期です。
交換用のクレセント錠はホームセンター等でも購入でき、ご自身で交換することも可能です。
とはいえ、そのためには抑えておきたい要注意ポイントがあります。ご自身でクレセント錠の交換にチャレンジしてみようと思う方は、ぜひチェックしてみてください。
交換用のクレセント錠を購入する際の注意点
サイズの同じクレセント錠を探す
クレセント錠にはさまざまな種類があり、そのサイズもさまざま。スムーズに交換するためには、現状のクレセント錠と同じサイズのものを探す必要があります。
交換用のクレセント錠はホームセンター等で購入できますが、サイズがわからずに買いに行っても無駄足になりますし、店員さんに尋ねても回答することはできないので注意しましょう。
最も手っ取り早いのは同じメーカーの同じ型番のクレセント錠を取り寄せることですが、10年以上前の製品ですと、すでに生産が終了して在庫もないケースが考えられます。
その場合、ご自身で寸法を測り、同じサイズのものを探す必要があります。では、どのクレセント錠のどの部分の寸法を測ればいいのでしょうか。
クレセント錠の寸法を測る箇所
交換用のクレセント錠を探す上で、必要となる寸法は以下の3ヵ所です。
●本体の厚み
●取付部分の上のネジ穴から下のネジ穴までの長さ(ビスピッチ)
●クレセントの中心部から鍵をかける部分のいちばん長いところのサイズ(引き寄せ寸法)
これらの寸法を定規などを使って測ってください。細かい作業なので少々大変ですが、かね尺などを使うと便利です。このとき、きちんと測っておかないと、後々買い直さなければならなくなるケースもあるので注意してください。
上記3ヵ所の寸法を測り、それに一致したクレセント錠を購入すれば、交換が可能になります。なお、3ヵ所が完全に一致しなくても、一部のサイズを替えられる可変のクレセント錠も販売されていますので、そちらもチェックしてみましょう。
クレセント錠の交換方法
サイズが一致するクレセント錠を入手できたら、いよいよ交換作業に入りますが、その前に知っておいてほしいことがあります。
交換前に知っておいてほしいこと
交換作業に入る前に知っておいてほしいことがあります。それはクレセント錠を取り付けているサッシ側のネジ穴の種類です。サッシ側のネジ穴には次の2種類があります。
●ネジ切りタイプ
●裏板タイプ
ネジ切りタイプは、サッシ自体にネジ穴が切ってあるタイプで、そのままネジを挿し込んで回せば、クレセント錠を固定することができます。
一方の裏板タイプは、サッシ自体は穴が空いているだけで、その裏にある裏板にネジ穴があるというもの。ネジをサッシに挿し込むだけでは固定されず、裏板まで挿し込んで回すことでクレセント錠を固定します。
最近のサッシはネジ切りタイプ、古いサッシは裏板タイプである可能性が高いです。
では、なぜこれらのタイプの違いを知っておかなければいけないのでしょうか。それは、何も知らずに現状のクレセント錠のネジを外してしまうと、仮に裏板タイプだった場合、裏板がサッシの内部に落ちてしまい、サッシを分解しなければならないという大変な事態に陥るからです。
しかも、サッシがどちらのタイプなのかを外側から見て判断することは困難です。ですので、自宅のサッシのタイプが明確にわからない場合は、裏板タイプである可能性を頭に入れながら、交換作業を行うことが大切になります。
クレセント錠の交換手順
いよいよ交換作業に入ります。交換の手順は以下の通りです。
①ドライバーを使って、既存のクレセント錠を取り付けている2ヵ所のネジのうち、上側を取り外し、下側は緩めます。
②上部のネジが外れたクレセント錠本体は、横または下に回転させてずらしておきます。
③上部のネジをもう一度取り付けます。これにより、裏板の落下を防ぎます。
④下部のネジを取り外し、既存のクレセント錠本体を取り外します。
⑤新しいクレセント錠をセットして、下部のネジで仮留めします。
⑥下部のネジをドライバーで8分程度締めていきます。
⑦上部のネジを取り外します。
⑧新しいクレセント錠を回転させて、上部のネジも8分程度締めていきます。
⑨クレセント錠がきちんと施解錠できるか、確認します。必要があれば、クレセント受け(クレセント錠が引っかかるところ)の位置を調整します。
⑩きちんと施解錠できることが確認できたら、上下のネジをしっかり締めて固定します。
これで交換作業は完了です。
まとめ
古くなったクレセント錠をご自身で交換する方法をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
クレセント錠の交換は、現状のクレセント錠の寸法をきちんと測らなければならなかったり、裏板が落下しないように慎重に交換作業を行わなければならなかったりと、それなりの手間と時間がかかります。
しかも、採寸や作業に失敗してしまうと、再度新しいクレセント錠を購入しなければならずコストがかかったり、取り付け方が悪いと、防犯性や気密性の面で心配になります。
クレセント錠の交換に自信がないという方は、専門の業者に任せてみてはいかがでしょうか? 専門の知識を持った業者であれば、採寸も交換もスムーズで間違いはありません。
弊社『KEY110』では錠の交換も承っています。豊富な知識を持ち、技術力に優れたスタッフが迅速かつ確実な作業を行います。
クレセント錠の交換をお望みの方はぜひお気軽にご相談ください。
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