【以外に簡単?】引き戸の鍵を新しいものに交換しよう/DIY/レール

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ごく一般的なドアにおける鍵交換は多くの人が実施しているようですが、引き戸の鍵交換ともなるとどうすべきか迷っている方は少なくないと思います。しかしながら、一般的なドアも引き戸も同様。
基本的に鍵をつけるべき場所につけるか、交換するだけとなりますので、難しく考える必要はまったくありません。とはいえ、引き戸と一言で表現しても実は何種類もあります。一枚引き戸、二枚引き戸、そしてその他引き戸があるので、それぞれ鍵のつけ方は若干ではありますが変わってきます。そこでこの記事では引き戸の鍵の種類をはじめ、鍵交換のやり方、自分で交換できない場合の対処法、日頃からのメンテナンスのやり方にくわしくまとめています。取り付け方が簡単な鍵もあれば、専門業者などに依頼が必要な鍵もあるので、納得のいく鍵選びができるよう、本記事を参考にしてみてください。

はじめに

はじめに

一般的なドアは主に引くタイプとなっていますが、引き戸はその名のとおり、戸を左右にスライドさせることで開閉を行うタイプです。最近では一般的なドアタイプがメインとなっているものの、以前は引き戸タイプが圧倒的に多かったと思います。
なぜなら引き戸は障子やふすまなどと同様、日本建築の代名詞的な存在だったからです。最近はありとあらゆるものが欧米化したこともあって、引き戸を利用している住宅が激減していますが、地方ではまだまだ引き戸を利用しているご家庭が多いです。そんな引き戸を利用しているご家庭におけるひとつのトラブルが、「引き戸の鍵交換」ではないでしょうか。
一般的なドアの鍵交換は主にドアノブを外して鍵を交換すればいいので、正直なところ素人でもやり方さえ記載されていれば交換が可能です。一方引き戸ともなると引き戸そのものに備え付けられているということもあり、交換が非常に難しいというイメージを持たれるかと思います。また引き戸には種類があり、一枚引き戸、二枚引き戸といったように戸の数によって種類が用意されています。主に一枚・二枚が一般的となっていますが、枚数によって鍵交換の方法が変わってくることもあるので注意してください。それでは引き戸と鍵の種類についてそれぞれ解説していきたいと思います。

引き戸の鍵の種類

引き戸の鍵の種類

引き戸の鍵は今使用している戸をどのような形式で固定するかによって選び方が異なります。

つまり、ご家庭によってそれぞれ固定方法が異なるのは事実ですし、好みという問題も出てくるので一概にこの方法を利用したが方がいいとは言えません。もっとも多く利用されている引き戸の鍵としては一枚引き戸に使われる一般的な鍵錠をはじめ、二枚引き戸を固定するための「プッシュ栓錠」となっていますが、これら意外にも様々なタイプがあるのでよく検討することが重要。基本的に引き戸の鍵交換は現時点で備え付けられている鍵のサイズにフィットするものであれば容易に取り付けができます。

そもそも引き戸の鍵はサイズが規格化されていれば錠前の部分だけの交換もできるので、まずはご利用中の鍵のサイズを計測し、サイズ選びからスタートするといいでしょう。とはいえ、構造上、戸と一体化しているケースも目立ちます。そのため、鍵交換に時間をかけたくないのであれば、セルフで交換をするよりも専門業者を利用するのがベストと言っていいでしょう。

一枚引き戸の鍵

一枚戸でよく用いられる鍵の形式は「引き戸を軸に固定するタイプ」と言っていいでしょう。ここで言う軸というのはいわゆる柱のことで、建物全体においてまったく動くことのない構造物になります。
よって、可動式の引き戸を固定するということは、引き戸自体の可動性をなくすことを意味します。すなわち、これによって施錠が実現できるというわけです。

さて、この引き戸を軸に固定するタイプで一般的となっているのが、「鎌錠(かまじょう)」と呼ばれる引っ掛けるタイプの錠前。引き戸の鍵における種類には非常に豊富となっているものの、一枚引き戸に対しては鎌の形をした金具を引っ掛けて固定がメインなので、結果として鎌錠以外に選択肢がなくなります。鎌錠タイプは引き戸のなかに錠前本体の仕掛けが組み込まれているので、鍵穴を廻すことで鎌状のパーツが飛出し、軸サイドにある受け穴に引っかかる仕組みになっています。要するにこれらの仕組みを稼働させるために鍵を利用し、回転させるわけですね。主に施錠するためには鍵を使って回すタイプが一般的なのですが、最近では必ずしも鍵を必要とせず、暗証番号による認証タイプの「電子ロックタイプ」も話題となっています。

しかし、このようなタイプは鎌錠タイプとは言い難いので、鎌錠タイプを利用したい方は店員さんなどとよく相談して購入されることをおすすめします。ちなみに一枚引き戸における鍵の設置場所ですが、それぞれのご家庭の要望によって異なるので一概には言えません。とはいえ、外側からは施錠・解錠、内側からはサムターン(つまみ)をまわすのみで施錠・解錠ができるものが売れています。

二枚引き戸の鍵

二枚引き戸は別名「引き違い戸」とも呼ばれることの多い、日本建築によく使用される扉のひとつ。主にレールが二列になっているため、レール上を戸がスライドすることによって開閉ができる仕組みになっています。レール上をスライドする点においては一枚引き戸とまったく同様なのですが、二枚引き戸と一枚引き戸を比較してみてまったく異なる点は、二枚の戸がぴったり重なり合うという構造上、通行することができるスペースに余裕が生まれるという点にあります。一枚引き戸の場合、戸が壁と重なり合っていることが条件で通行できるスペースが作られますが、二枚引き戸は戸と戸が完全に重なり合った状態で開放、重なり合う部分が最小状態で閉鎖になる仕組みとなっているので、戸それぞれを固定することで施錠されることになります。

このような引き戸でもっとも広く使用されるのが「ねじ絞り錠」と呼ばれるタイプになります。ねじ絞り錠は日本建築において古くから使用されているタイプで、わかりやすく説明すると一枚目の右端と二枚目の左端をそれぞれ固定することで施錠が実現できる仕組みとなっています。このタイプで施錠される仕組みは一枚目にねじ絞り式の金具が設置されているのですが、そこに二枚目に備え付けられているねじ穴に差し込むことで固定が実現できるというもの。なお、差し込みに用いられるパーツにおいては、「一本型で未使用時に戸の外側にぶら下がるタイプ」、「中折れ型でいつでも戸の内側に収納されるタイプ」があります。これら2タイプの使い分けはパーツの外観であったり、収納をどのようにするかによって異なります。だからこそ、どのような用途もしくは規格になっているのかで選び方が異なります。二枚引き戸における鍵交換のメリットは、二枚戸のフレームに小さな穴を開けることで、小型パーツをビス留めできる点。

つまり、素人でもかんたんに設置することができるので、手軽さがウリです。さらに価格も比較的安いので思いつき交換することも可能といえます。一方、デメリットは取り付けが容易であるがゆえに金具ごと外されてしまうという防犯上弱いという点です。よって、一般家庭においてもオフィスや店舗においても、ビス留めできるタイプはかんたんに外されてしまうリスクがあるため、設置場所は屋内が必須になりますし、引き戸を内側から固定するケースのみに限られるというわけです。

その他引き戸の鍵

引き戸における鍵でもっとも多く使用されているタイプは、はっきり言って近代的、比較的最近になって生み出された鍵と言っても過言ではありません。
しかし、引き戸における鍵は近代的かつ真新しい錠前以外にも伝統的なタイプが多々あります。ここではそれらの鍵でもっとも典型的なものを厳選して紹介しようと思います。伝統的なタイプでもっとも広く普及していたものといえば、引き戸の下部に位置するレールに穴を開け、フレームを貫いて落とし木を落とし込むタイプと言っていいかもしれません。
このタイプに正式名称はありませんが、仕組みは先述した「ねじ絞り錠」と似ています。このタイプの用途は内側からの施錠するほかない点が最大のデメリットと言っていいのですが、木材それぞれのパーツを巧妙に組み合わせていることや、施錠時のみ下部に突起が出るように工夫されている点は職人の技術を十二分に堪能することができます。
これは一枚引き戸の鍵錠が全体に組み込まれているタイプと同様、この落とし木タイプの施錠タイプは戸の一部分として製造されています。もうひとつ伝統的な施錠となっているのが「つっかい棒を」です。
つっかい棒は上記のタイプとは真逆でもっとも単純な構造になっている引き戸専用の施錠となっています。引き戸の施錠はレールに沿って棒を宛がって引き戸の動きを封じるというもの。あくまでこの項目でご紹介した伝統的な鍵前については導入する必要性はまったくありませんが、引き戸の鍵における歴史を知る上では知っておくことで商品選びの参考になるかもしれません。

引き戸の鍵交換のやり方

引き戸の鍵交換のやり方

それでは本題の引き戸における鍵交換のやり方について解説していきます。まずは備え付けられている鍵の寸法を計測することからスタートしてください。計測するのは鍵だけでなく、フロント板のサイズをはじめとして、ビズのピッチなど寸法を計測すべき部分はすべて測っておきましょう。
なお、鍵交換したい引き戸が賃貸物件のものなら、自分の判断のみで実施することは不可能です。必ず大家さんもしくは管理会社に許可を取ってから鍵交換をするようにしてください。計測が終わったら次は新しい鍵を購入します。基本的に鍵を購入するルートはどこでも構いません。近所のホームセンターや専門店でもいいですし、ネット通信を利用するのもいいでしょう。いずれにしてもあなたが好む引き戸専用の鍵を購入すれば問題ありませんが、サイズは間違えないようにしてください。

続いて、既存の鍵を外す作業に移ります。基本的にプラスドライバーなど先の細いドライバーを用いて、フロントのネジ外しを行います。シリンダーを固定しているピンにおいてはペンチで抜いてください。なかにはネジやピンなどで固定されていないタイプもあるので、その場合は専門業者に相談してください。最後に購入した新しい鍵を取り付ける作業になります。やり方は先述した鍵を外した時と逆の手順を実施すればいいだけです。通常、購入した鍵の取扱い説明書などに取り付け方が記載されていると思うので、それに沿って取り付ければ問題ありません。以上で新しい鍵の取り付けは完了しますが、なかには複雑で取り付けが困難なものもあります。その場合、素人が取り付けることはまずできません。よって、自分で交換できない場合は専門業者に依頼することになります。

自分で交換できない場合の対処法

自分で交換できない場合の対処法

引き戸の鍵交換は取り付けが簡単なタイプであれば、私たち素人でも簡単に交換することができます。しかし、取り付けが難しいタイプであったり、そもそもとして取り付けの方法を間違えてしまうと失敗に終わってしまうこともあります。単なる失敗であれば繰り返し作業すればいいのですが、最悪な場合は破損してしまい、引き戸に鍵をつけられない状態になることもあります。

このような状態になってしまうと、やり直しができないばかりか、引き戸そのものを買い替えする可能性すらできてしまうので余計に費用がかさんで本末転倒になることも。それに引き戸における鍵交換を失敗したことを理由に取付けた商品は返品できませんので、新しく購入した鍵が壊れてしまっても自己責任になります。このような最悪のケースを回避するためにも、自分での鍵交換が難しい、もしくはリスクを避けたいのであれば、はじめから専門業者に依頼したほうがいいと思います。もちろん、専門業者に依頼した場合は取り付け費用が発生しますが、失敗したときのリスクを考えれば、非常に安上がりになるでしょう。いずれにしてもセルフで正確に鍵交換ができないのであれば、鍵交換は業者に依頼するのがベストになります。

日頃からのメンテナンスをお忘れなく

日頃からのメンテナンスをお忘れなく

基本的に引き戸の鍵が正常なら交換する必要はありません。
問題となるのは何らかの原因で鍵が壊れてしまった場合です。鍵の故障を未然に防ぐためには日頃からのメンテナンスを怠らないことが重要です。とはいえ、鍵のメンテナンスと言われてもどうすればいいかわからないものですよね。そこで以下に鍵のメンテナンスをいくつか挙げますので参考にしてみてください。

1)掃除機を使って鍵穴に押し込み内部のホコリやゴミを吸う
2)潤滑剤を鍵穴に使用して鍵の滑りを改善する
3)歯ブラシを使って鍵の汚れを取る。要するに鍵穴の滑りと汚れ取りを実施すれば、故障する確率を低くすることができます。誰でも簡単にできることなので是非これを機に覚えておいてください。

まとめ

まとめ

引き戸の鍵交換は意外にも簡単にできます。
問題となるのは引き戸の種類、鍵のサイズ、そして鍵の種類です。あなたの用途にぴったりの鍵を選ばないことには、満足のいく交換はできません。また、なかには取り付けが難しいものもあるので、購入する際は取り付けに技術が必要かどうか確認してから注文するようにしましょう。自分での取り付けが困難な場合、もしくは失敗することなく取り付けてほしい場合は専門業者に依頼するのがベストです。

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