SHOWAの鍵を詳しく知りたい!仕組みからわかるメリットを解説!

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「SHOWA(ショウワ)の鍵」と呼ばれているものは、「株式会社ユーシン・ショウワ」が作っています。 以前は「昭和ロック」という会社名で、これまで約100年続く老舗メーカーです。

SHOWAの鍵は、昔から住宅用として広く使われてきました。そのため、玄関の鍵を設置してから20年以上経っている場合は、「SHOWA」の刻印があるかもしれません。

ただ、鍵の寿命は約10年と言われており、現在では防犯対策も進化しています。ですから、玄関の鍵を長期間使用している場合は、ピッキング対策がされておらず空き巣に侵入される可能性があるため、防犯性の高い鍵へ交換することをおすすめします。

その際は、いくつもの防犯対策がされているユーシン・ショウワの鍵を選びましょう。なお、現在では「U-SHIN SHOWA」と刻印されています。

この記事では、SHOWAの鍵の特徴やメリットについて解説しているので、ぜひ参考にしてください。

SHOWAの鍵を作っているのはどんな会社?

SHOWAの鍵を作っているユーシン・ショウワは、ドアロックやセキュリティシステム機器の総合メーカーで、人と技術を大切にし、地球環境に与える負荷の低減に取り組んでいる会社です。

生活環境の変化や建築技術の進化に対応するため、ドアロックに使う錠(じょう:ロックする金具の部分)の種類が多く、ホテルで使われるカードロックシステムなども扱っています。

ユーシン・ショウワの製品を詳しく知りたい方は、ユーシン・ショウワ「WEBカタログ」で確認してください。

SHOWAの鍵の種類について

次に、SHOWAの鍵の種類について解説していきます。SHOWAの鍵は4種類のシリンダー(鍵穴の部分)に分かれています。

  • ピンシリンダー
  • Xキーシリンダー
  • NXキーシリンダー
  • WXキーシリンダー

では、それぞれの特徴について簡単に解説していきます。

ピンシリンダー

アンチピッキングピン(ピッキングが難しい形状のピン)を使用しているシリンダーです。 6本ピンを採用しており、鍵の切り込みが10段あるため、同一の切り込みや折れやすい形を除いた鍵違い数は約50万通りとなります。

※鍵違いとは、形を変えて作ることが可能な鍵の数です。

Xキーシリンダー

8個以上のピンを水平対向に配列しており、理論上では最大で約28億通りの鍵違い数となります。 鍵の表面に丸いへこみがあるディンプルキーで、裏表のどちらでも使えるリバーシブルになっています。

NXキーシリンダー

理論上では最大で約11兆通りの鍵違い数がある、リバーシブルのディンプルキーです。シリンダーは差し込みやすいように、すり鉢状になっています。

鍵穴の形状を工夫することでピッキングツールや異物の侵入を防ぎ、ハードプレートの使用により電動ドリルによる破壊も対策済みです。

WXキーシリンダー

理論上では最大で約2,800億通りの鍵違い数があり、鍵の表面に凸凹がないため差し込みやすいウェーブキーです。 鍵穴にシャッターが付いているため、異物の侵入や塩害、凍結などに強く高い耐久性があります。また、サイドバー方式を採用しており、ピッキングができない構造になっています。

ピッキングとは?

ピッキングとは、シリンダーに回転させる力を加えながら、内部のタンブラー(障害物)に圧力をかけ固定しつつ1つずつ合わせていく方法です。

簡単に説明すると、常に回転させる力を加えていることで、一瞬でも全てのタンブラーが正しい位置に揃うと、鍵が開いてしまうイメージです。

サイドバー方式とは?

サイドバー方式の場合、シリンダー内部に回転力を受け止めるサイドバーがあり、タンブラーは常に自由に動かせる状態です。

つまり、全てのタンブラーを正しい位置(鍵を挿した状態)に揃えてから回転させない限り、ロックを解除することができないため、ピッキングの原理は使えません。

SHOWAの鍵にするメリットとは

SHOWAの鍵を選ぶメリットは、主に3つあります。

  • さまざまなタイプのドアに設置可能
  • 複数のキーシステムに対応
  • ダミーのシリンダーを注文できる

SHOWAの錠は7種類に分かれているため、さまざまなタイプのドアに取り付けられます。もちろん、同じ鍵で複数の錠を開けたり、それぞれ個別の錠をマスターキーで全て開けるなどのキーシステムにも対応しています。

また、錠の種類によってはダミーのシリンダーを注文できます。ただ、ダミーのシリンダーを取り付けることで空き巣に対しての抑止効果が期待できますが、できれば鍵を増やして防犯性をあげることをおすすめします。

安全性が高いことがデメリットにもなる

SHOWAの鍵は防犯性が高いため複製するのが難しく、合鍵を作れない場合があります。そこで、スペアキーを作成する場合は、SHOWAの支店やサービス代行店に連絡してください。 その際、鍵番号や追加の書類が必要になる場合があります。

自分で鍵を交換する場合の注意点

実は、自分で鍵を交換することは可能です。ただし、注意点が3つあるので確認しておきましょう。

  • サイズや型番をしっかり確認する
  • 部品をなくさない
  • 無理して取り付けない

では、それぞれのポイントについて解説していきます。

サイズや型番をしっかり確認する

鍵を交換する場合、対応している製品を購入しなければいけません。そのためには、下記のような項目を調べる必要があります。

  • メーカー
  • 錠の種類
  • 型番
  • 扉の厚み

間違えて購入しないように、必要な情報をしっかり確認しましょう。

部品をなくさない

鍵にはたくさんの部品が使われているため、交換の際になくさないように気を付けてください。また、部品が変形すると使えなくなるので、説明書の通りに慎重に進めてください。

無理して取り付けない

「なんか変だな…」と思ったら、無理して取り付けるのはやめましょう。なぜなら、鍵が上手く閉まらなかったり、故障の原因になってしまうからです。

鍵の交換が不安な方や、できるだけ早く取り付けたい場合は、専門業者に依頼して確実に設置してもらいましょう。

専門業者にまかせれば間違える心配もない

ここまで、SHOWAの鍵の特徴やメリットについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

ユーシン・ショウワの鍵は防犯性が高く、ドアや引き戸に対応しています。また、最近ではSADIOT LOCK(サディオロック)と呼ばれるスマートロックも発売しています。

一般的な住宅の玄関であればユーシン・ショウワの鍵に交換可能ですので、シリンダーの種類も含めて検討してみてください。

ただ、鍵の種類選びや交換作業が不安な方は、専門業者に依頼して確実に取り付けてもらいましょう。 『KEY110』では、鍵の交換やトラブルにも迅速に対応いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

参考サイト『KEY110』

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