電気錠を後付けする方法がわかる!注意点からわかるメリットを紹介!
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電気錠を後付けする場合、取り付けるだけでは使うことができません。なぜなら、電気錠を動かすためには、それぞれの装置を電源と接続する必要があるからです。
また、電気錠の使い方から種類を決めたり、設置場所や運用方法なども検討する必要があります。
簡単に設置できない反面、電気錠を使うとたくさんのメリットがあり、戸建て・集合住宅・オフィス・工場など、さまざまな場所で活用できます。
この記事では、電気錠を後付けする方法や注意点について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
電気錠の仕組みについて
まずは、電気錠の仕組みについて解説していきます。電気錠は担当している役割ごとに、大きく3つの装置に分けられます。
- 電気錠本体
- 操作部
- 制御部
では、これらの役割について見ていきましょう。
電気錠本体
電気錠本体とは鍵の開け閉めをする部分のことで、ドアが開かないように金具でロックしています。電気錠はロックするための金具を、電気を使って直接動かしています。
また、電気錠を動かすためには、建物内に引き込んでいる電線と繋げる必要があります。電源を供給するための配線工事には、「電気工事士」の資格が必要です。
電気錠と電子錠の違い
電子錠は、乾電池やバッテリーから電源を供給しています。電気錠と電子錠の使い方などは似ていますが、電源の供給方法で分かれています。
操作部
操作部とは、鍵を開けるための操作をする部分です。電気錠には鍵を開ける方法が複数あり、選ぶことができます。 また、操作部は玄関ドアの外側以外にも、建物内に複数設置することも可能です。
マンションのオートロックに使われている
オートロックのあるマンションを例に、操作部について簡単に解説します。普段はエントランスに鍵がかかっているため、住人以外は入ることができません。
しかし、各部屋のインターホンを操作することで、オートロックを開けることができます。この時の「インターホン」も操作部のひとつです。
電気錠の解錠方法について
電気錠の鍵を開ける方法は、主に5種類あります。
- リモコン
- カード
- テンキー
- 生態認証
- 非接触ICカード
電気錠によっては、複数の方法で解錠できる場合もあります。
制御部
制御部とは、操作部から送られた情報を受け取り、電気錠本体に鍵の開け閉めの命令を送る部分です。電気錠の中には、制御部と操作部が一緒になっているタイプもあります。
電気錠については、別の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事『電気錠の仕組みとは?その特徴から電子錠との違いまで解説』
電気錠を後付けする方法
ここからは、電気錠を後付けする方法について解説していきます。電気錠を後付けする場合、まず作業を2つに分けて考えます。
- 鍵の設置
- 電気工事
では、それぞれについて見ていきましょう。
鍵の設置について
電気錠を後付けする場合、まずはどのような使い方をするのか検討し、解錠方法や操作部などの設置場所を決めます。 次に、その使い方に合わせた電気錠を選び、ドアや壁に設置します。
ただし、電気錠本体の設置をするためには、ドアや壁を加工しなければいけない可能性があります。 また、ドアの種類によっても設置できる電気錠は異なります。
電気工事について
電気錠を設置するためには、配線を接続する電気工事が必要です。もし、電気錠本体や操作部を複数設置する場合は、それぞれに配線を接続しなければいけません。
また、見た目にこだわる場合は、配線を上手く隠す必要があります。
電子錠の場合は電気工事がいらない
電子錠は乾電池で動くタイプが多いため、電気工事は必要ありません。また、サムターン(玄関ドアの内側にある鍵を開け閉めする金具)の上から貼り付けるタイプなら、設置も簡単です。
ただし、電池が切れると動かなくなるため気を付けましょう。
電気錠を設置するメリットとは?
ここからは、電気錠を使うメリットを4つご紹介します。
- 鍵を持たない
- 自動的に鍵がかかる
- 鍵を開ける方法を選べる
- 入退室の管理ができる
では、それぞれについて簡単に解説していきます。
鍵を持たない
電気錠を設置することで、鍵を持たなくても外出することができます。また、家族の人数分の合鍵を用意する必要がなく、鍵を紛失したり第三者に拾われる心配もありません。
鍵の遠隔操作ができる
電気錠は、遠隔操作で鍵の開け閉めができます。例えば、建物内に複数の操作部を設置することで、来客時に玄関まで行かずに鍵を開けることが可能です。
また、電気錠の中には、ドアを閉めると自動で鍵がかかるタイプもあります。
鍵を開ける方法を選べる
電気錠は、鍵を開ける方法を選ぶことができるため、使う方に合わせて設定することも可能です。 例えば、暗証番号を忘れてしまうかもしれない高齢者や、友達に教える可能性がある子供には、非接触ICカードを使ってもらうなどが考えられます。
入退室の管理ができる
電気錠を使って、入退室のデータを管理することも可能です。出入りをする方に、それぞれ専用のICカードを使ってもらえば、いつ・誰が・入室(退室)したのかを、全て記録しておくことができます。
電気錠を後付けする時の注意点について
電気錠を後付けする時には、注意点が3つあります。
- 停電
- 取り付ける場所
- 設置費用
では、順番に見ていきましょう。
停電した場合は動かない
電気錠は停電すると動かないため、停電時の対策を確認しておきましょう。ちなみに、停電時の主な対策は下記の通りです。
- 外側から金属の鍵で開けられる
- 内側からサムターンを回せる
- 施錠していても内側から開けられるタイプ
- 非常用のバッテリーがある
また、同じ種類の電気錠でも、非常用の対策を選択できる場合があります。
取り付ける場所に注意
電気錠は、錠(ロックする部分)を電気で動かしていますが、防水対策はされていません。つまり、玄関ドアの鍵の部分に水が入り込むと、故障する可能性があります。
もちろん、ドアが雨で濡れる程度では問題ありませんが、設置の際には注意が必要です。また、建物内に比べて屋外に面したドアに設置した方が、耐用年数は短くなります。
設置費用がかかる
電気錠を設置する場合、鍵の取り付けの他に電気工事が必要になるため、一般的な鍵交換と比べて費用の総額が高くなります。また、電気錠に必要な装置を設置する場所や配線の処理など、最初からしっかり設計しておくことが重要です。
電気錠の取り付けは専門業者へ依頼しよう
ここまで、電気錠を後付けする方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
電気錠を設置すると、鍵の開け閉めが便利になります。ただ、鍵の取り付け以外に電気工事が必要なため、設置前に電気錠の使い方や費用などをしっかり検討してください。
とはいえ、自分で電気錠の種類を決めたり、設置するための工事費などを計算するのは難しいです。また、専門的な知識があれば、電気錠以外の良い方法が見つかるかもしれません。
『KEY110』では、鍵の交換や電気錠の取り付けなども行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
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