玄関の補助錠の大切な役割って?種類や方法を解説

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空き巣被害は、芸能人や有名人が数百万円もの被害に遭ったときにニュースになることがありますが、一般の方の被害も非常に多い侵入窃盗です。空き巣は東京都内だけで見ても、年間2,000件以上もの被害が発生しており、侵入窃盗罪のうちおよそ40%ほどを占める割合となっています。

これだけ物騒では安心して外出することもできませんね。防犯対策を強化のために今回は玄関の鍵に注目し、さまざまな補助錠を紹介していきたいと思います。補助錠の種類、取り付け方、防犯効果など詳しく見ていきましょう。

はじめに

はじめに

補助錠という言葉を聞いたことがあるでしょうか?普段の生活の中ではあまり見聞きしませんが、最近の賃貸住宅のほとんどに設置されているもので、補助的な鍵全般を指します。例えば賃貸住宅で、玄関の鍵が2つ~3つ付いた物件を見たことはありませんか?メインの鍵以外の鍵がすべて補助錠で複数付いているほど防犯意識が高いといえます。

一見するとどこの玄関にもありそうな「ドアチェーン」は、これも補助錠の仲間で一戸建てよりマンションやアパートに多く取り付けられています。ドアチェーンを含む補助錠を紹介していきます。

玄関の補助錠の種類

玄関の補助錠の種類

補助錠といってもいろいろな種類があり、簡単に自分で取り付けられる工事不要のものから、ドアチェーンを始めとした若干の工事が必要になるものがあります。

最近では防犯効果の高い電子ロックを採用したものも普及しており、キーレスタイプの補助錠も登場しています。さまざまなタイプの補助錠の紹介と大まかな価格帯を見ていきましょう。

工事不要のタイプ

工事不要の補助錠は、粘着テープを使って設置する製品がほとんどです。製品の種類は豊富で、扉が内開きなのか外開きなのかで取り付ける場所が異なるほか、製品ごとに扉に対して外付け・内付けが存在するので、取り付ける際には各種確認と注意が必要です。

さらに鍵が必要なタイプ・必要ないタイプでも種類がわかれており、その数は数えきれないほどあるといっても過言ではありません。メーカー製からホームセンターで購入できるものまで多種多様な製品があり、用途や目的に合わせて選ぶようにします。

価格帯もさまざまで、鍵を使って開錠するタイプは2,000円台~10,000円くらいまでのものが主流です。カードで開錠するタイプや暗証番号で開錠するタイプ、リモコン操作可能なものになると、30,000円台~とぐっと高くなります。

キーレスタイプは価格帯がアップしますが、賃貸住宅でも気軽に使える補助錠でもあり、手持ちの鍵を増やさずに済むのでスマートな防犯対策ができます。女性の1人暮らしや、小さなお子さんがいる家庭でも導入

工事が必要なタイプ

工事が必要なタイプは、主にネジを使用して設置します。ネジの太さや長さによっては事前に穴を開けた方が良く、どの程度の穴になるかは製品ごとに異なります。玄関ドアの材質が木材なら自分でも穴を開けられますが、その他の素材の場合は個人で対応することは難しいでしょう。電動ドリルなど工具が必要になるなら、なるべく業者に取り付け依頼することをおすすめします。

製品のタイプも鍵が必要なものからキーレスタイプまでさまざまあります。面付補助錠は扉に穴を開ける必要があるものの、しっかりと取り付けられるところが人気の製品です。一部穴を開けるため賃貸住宅には向きませんが、強固な補助錠として知られています。

価格帯は工事不要タイプよりも幅広くなり、安いものでは1,000円前後から購入できます。価格帯が安くても日本ロックサービスなどのメーカー製が豊富なため、安心して取り付けることができます。

高いものだと40,000円前後にもなり、指紋認証ができるものや、暗証番号を入力するキーレスタイプが主流となります。また、メーカーによって同じ性能の補助錠でも5,000円前後の差がでるので、予算に合わせることはもちろん、カラーや大きさなども含めて選ぶようにしたいものです。

防犯効果が高いタイプ

防犯効果が高い補助錠は、ディンプルキーを使用したもの、暗証番号タイプ、リモコンタイプのものがおすすめです。ディンプルキーは通常の鍵に比べて複雑な構造をしており、ピッキングしにくい鍵として有名です。合鍵を作るとしても通常の鍵の3~4倍ほどの料金がかかるなど、構造が大きく異なるものです。

工事不要の補助錠でディンプルキーを使用したものを設置すれば、ドアに傷や穴を付けることなく効果の高い防犯対策ができます。暗証番号タイプは電源工事が要らないものがほとんどで、停電に関係なく使える製品が登場しており頼もしい存在です。暗証番号は好きな番号に変更することができるほか、暗いときも便利な番号入力時にボタンが光るタイプなども人気があります。

リモコンタイプは扉の内側に設置するもので、外から見えない鍵であることや、100%ピッキングを阻止できる補助錠として人気があります。ドア上部に設置するだけで良く室内から遠隔操作できるので、小さなお子さんやペット、高齢者の住居にも適した補助錠です。

そのほか高度な技術を使った補助錠には、指紋認証ができるものや、カードキータイプのものもありますが、まだ一般住宅では少ないようです。賃貸住宅で防犯対策に補助錠を使うなら、ディンプル形式のものや、暗証番号タイプ、リモコンタイプなどの防犯効果の高いものを選んでみてはいかがでしょうか。

補助錠を取り付けるメリット

補助錠を取り付けるメリット

日本国内ではあまりニュースになりませんが、国内では日常的に空き巣被害が多発していることをご存知でしょうか。そのため外出時に通常の施錠だけでは不安が残るという方も多いです。空き巣が入るのは戸建て住宅や賃貸住宅だけではなく、商業施設や会社、マンションなどにも入る可能性があり、店舗やオフィスでも警戒が必要なのです。

そこで1つのドアに2つの鍵を付けることを意味する、「1ドア2ロック」という対策が浸透し始め、近年では2ロックが空き巣犯への威嚇効果があると注目されています。具体的な2ロックのメリットを見ていきましょう。

ピッキングの手間が増えて嫌う傾向がある

1ドア2ロックの扉は、単純に考えて2つの鍵を開錠しないと開きません。実際にピッキングするとしても鍵2つ分の時間を要するので、空き巣犯も嫌う傾向があります。ドアの前に立ち、しばらく鍵を操作している人がいれば不自然に見えませんか?

周囲が疑いの目を向けると同時に、手間がかかって集中しにくいピッキング作業は、空き巣犯にとっても厄介な作業となるはずです。空き巣犯はさっと侵入して、形跡を残さないように金品を盗んでいくため、少しでも手間がかかると判断すれば侵入しないこともあるはずです。

1ドア2ロックで防犯意識の高さをアピール

1ドア2ロックのドアは、空き巣犯のように常に侵入するタイミングを狙う人から見れば、防犯意識の高い家だとすぐにわかります。通常は玄関の外側から見ると鍵が1つですが、わざわざ外から見えるように補助錠を付けているのですから、防犯意識が高いと判断されるのです。

防犯意識の高い建物だとわかっていながら侵入することは、無謀なことではないでしょうか。ようやくの思いで補助錠まで開錠できても、侵入したとたん、さらなる防犯対策が施してあるとしたら、簡単に掴まってしまう可能性も出てきます。このように補助錠を取り付けておくことは、防犯意識の高さをアピールする効果が期待できるのです。

後付け補助錠の取り付け方

後付け補助錠の取り付け方

補助錠を取り付ける場所は今回は玄関を中心としているため、工事が必要な場合は素材により自分で取り付けられないことがあります。しかし、補助錠が工事不要のタイプなら、大抵の補助錠を取り付けられるので、工事不要タイプで鍵穴のないリモコンタイプの取り付け方法を紹介します。

工事不要タイプ

工事不要タイプの補助錠を取り付ける場合、工具やその他の準備はほとんど必要ありませんが、玄関の扉の取り付け箇所をきれいに拭いておくと作業がスムーズです。粘着テープの類で取り付ける場合は、ほこりやカビなどの汚れがあると致命的なダメージとなるので、水拭きのあとに乾拭きをして乾燥させておくようにしましょう。

1.玄関ドアの内側のうち、補助錠を取り付ける場所を決めます。
2.鍵穴のないリモコンタイプの補助錠に同梱されている、特殊粘着シートを使って取り付けたいところに補助錠を張り付ければ設置完了です。

設置完了後は動作確認を必ずしてください。リモコンが正常に動くかどうか、遠隔操作もしてみましょう。ほかの工事不要の補助錠の取り付け方法も、ほとんど同じ手順なので参考にしてください。製品によっては電池を入れるものがありますが、その場合は先に新しい電池を入れて動作確認をしてから張り付けてください。工事不要タイプの補助錠は想像以上に簡単に取り付けることができます。

工事が必要なら業者へ依頼しよう

後付けの補助錠のうち取り付け工事が必要なタイプは、業者に依頼することがおすすめです。ほとんどの場合はネジ止めが必要なので、玄関扉の素材や厚みによっては、自力でネジを締められないこともでてくるからです。

電動ドリルなどの工具を持っている場合は別として、普段から工具を使わない方は業者に依頼する方が安全に取り付けることができます。防犯のためとはいえ、玄関扉を交換するような事態を避けるためにも、補助錠の取り付けは業者に依頼するようにしましょう。

玄関周辺の防犯対策

玄関扉への補助錠の取り付けは、あくまでも補助的な鍵でありながらも大きな防犯効果を発揮しています。しかし、防犯対策は玄関扉だけではなく、建物の敷地内でもできることがあります。玄関周辺の防犯対策にはどのようなものがあるのか、詳しく見ていきましょう。

防犯砂利を敷く

玄関周辺でできる簡単な防犯対策として、防犯砂利を敷くことが挙げられます。防犯砂利は60Lで2,500円前後と安価なのに対し、砂利の上を歩いたときには80dBもの大きな音を発します。80dBというのは救急車のサイレンや電車の走る音ほど大きなものなので、万が一、空き巣犯が侵入してきてもすぐに気づくことができます。

防犯砂利はカラーバリエーションも豊富なため、ブラウン系やホワイト系、ブラック系、各ミックスなどガーデニング感覚で楽しむこともできます。

ガーデニングが好きな方は、防犯砂利のほかにもひと工夫することをおすすめします。庭は防犯砂利でデザインを施し、少し大きめの動物などの置物を配置することも良い方法です。

通常、庭には草花が植えてあることはあっても、置物がたくさん置いてあることは稀です。置物は夜間の通行の邪魔になるほか、光の当たり具合で人や犬などがいるように見えるので、土地勘のない空き巣犯を寄せ付けない効果が期待できます。

人感センサー付きの常夜灯設置

人感センサー付きの常夜灯設置

常夜灯を利用するなら、人感センサー付きのものがおすすめです。夜間の玄関を明るく照らすので、玄関をピッキングしようとした空き巣犯を撃退するにはぴったりでしょう。思いのほか明るく点灯するので威嚇効果も期待できます。また、防犯対策のほかに、利用者の転倒予防や事故防止の効果も期待できます。

夜間の暗い足元を照らすので、小さなお子さんから高齢者まで転倒予防や事故防止ができます。場所によっては車の駐車スペースも照らすので、安全に車を停めることができます。

常夜灯は、ソーラーライト仕様なら電気代がかからずに済み、ワイヤレスのものなら煩わしい配線も必要ありません。また価格帯も2,000円程度から購入できるので、防犯対策に使うとしても手軽に始められるものです。

最近ではLEDライト仕様の製品も人気があり、LEDライト仕様なら半永久的に長期間使用することもできます。

まとめ

まとめ

日本では侵入による窃盗が多いため、防犯対策として補助錠を使うことが多いです。玄関を中心に補助錠を取り付け、必要に応じて窓やサッシにも取り付けているところもあるようです。

玄関から続く敷地内にも、防犯砂利を始めとしたさまざまな防犯対策を施すことは、建物全体で空き巣犯を威嚇することにもつながります。別の角度から見るとうちはしっかり防犯対策しているよ!とアピールすることにもなるので、できる限りのことはしておきたいものです。

補助錠は、賃貸住宅の場合には自由に取り付けられないことがあります。いくら便利で工事不要の補助錠でも、賃貸住宅に住んでいる場合は、管理会社や大家さんにひと言断りを入れるようにしてください。鍵の性質上、心証を悪くする可能性があるからです。

また工事が必要な補助錠を取り付けるときは、無理をしないことが基本となります。玄関の扉が木製でなく、厚くてネジを刺せないようなら専門業者に依頼する方が安全に取り付けられるでしょう。自力で作業した場合、補助錠の取り付け作業により、玄関扉を破損させてしまうこともあります。そうならないためには、プロに任せることも良い方法でしょう。

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