防犯性が高い鍵ほど合鍵が作れない
防犯性の高い鍵は簡単に複製されないように作られていることが多く、合鍵が欲しい場合はメーカーへの依頼や取り寄せが必要となるケースが多いです。
・ピンシリンダー錠やディスクシリンダー錠
片側か両側がギザギザになっている鍵です。比較的防犯性が低いが、合鍵としてはすぐに作れることが多い鍵です。
・ディンプルシリンダー錠
鍵の表面がボコボコしているタイプの鍵です。防犯性が高い一方、合鍵としては作れないことが多く、ほとんどがメーカーに依頼して取り寄せになります。
・ロータリーディスクシリンダー錠
ディスクシリンダー錠を防犯性を高めることで改良したキーです。ピッキングがやりづらい構造をしており、そのぶん複製が困難となっています。
・カードキー
裏面に貼られた磁気テープや表面に埋め込まれたICチップに記録された情報をセンサーが読み取ることで解錠するので難しいです。
ディンプルキーは合鍵が作れない?
一般的なディンプルキーでも合鍵を作れるものはあります。しかし、登録制のディンプルキーになると合鍵が作れないことが多く、そのような場合はメーカーに直接窓口から依頼する必要があります。
メーカーに依頼と聞くとなんだか難しそうですが実際の方法は簡単で、【登録者情報】を専用の用紙や注文フォームに入力して
作成依頼をメーカーに出すだけで完了います。
他人に勝手に作られにくい鍵ではありますが、【登録者情報】を忘れたら作れないため、絶対になくさないようにしましょう。
メーカー別で取り寄せになる可能性がある鍵
メーカーに取り寄せ対応を依頼する必要がある鍵はディンプルキーだけでなはありません。
メーカー自体の特許や防犯性が高い故に作れないと言われる可能性がある鍵について、代表的なものを紹介します。
●MIWA
・MIWA PR・MIWA PS
2種類ともMIWAが特許権を持っているため、勝手に複製ができない鍵です。
・MIWA U9
複製が可能な鍵ではあるのですが、専用のマシンがないと作成不可となっており、合鍵作成のハードルが高いです。ネット注文で純正キーを頼むことは可能です。
・MIWA JN
店舗での複製は可能ではあるのですが、技術が必要であるため仕上がりに問題が出ることからホームセンターなどではほとんど作成されることがありません。
・MIWA UR
複製をするには専用の道具が必要なため、ホームセンターなどでも作成されることがない鍵です。
・MIWA EC
シリンダーが廃盤になっていることもあるため取り扱い自体が少なく、気軽に複製することができません。
●GOAL
・GOAL V18・GOAL D9
ディンプルキー専用のマシンが必要であるためホームセンターなどでは取り扱いできないことが多いのですが、鍵の専門業者であればほとんどのところで作成することができます。
・GOAL GV
合鍵の発注にセキュリティタグが必要なため、店舗などでは作成できない鍵です。
合鍵が作れないならどこに頼む?
では、合鍵が作れない場合はどこに依頼したら良いのでしょうか。合鍵を作るのに必要なものと合鍵を作ってくれる場所について解説します。
合鍵を作るのに必要なもの
・マスターキー(純正の元鍵)
・身分証明書(免許証やマイナンバーカードなど)
・セキュリティカードや鍵登録システム証明書
合鍵を作る際は悪用の防止のために身分証明書の提示を求められますので、忘れないようにしましょう。
防犯性の高い鍵になるとセキュリティカードや鍵登録証明書が発行されていることが多いのですが、このカードや証明書がなければ複製することができなくなりますので必ず無くさないように保管しておくことが大切です。
ただし、店舗によって確認する内容が異なるため、必要な書類を持って店舗に向かう際は一度電話で問い合わせてみましょう。
合鍵を作ってくれる場所
合鍵はどのような場所で手に入れられるのでしょうか。鍵の種類や必要な時間によって様々な場所を選ぶことができます。
・メーカー
高精度の純正キーが手に入りますが、2~4週間の期間がかかります。また、取り寄せ対応や特殊キーへの対応などでコストが高くかかることがあります。
・ホームセンター
気軽に頼みに行ってすぐに受け取りできるという大きなメリットがありますが、複製の精度が低かったり、対応していない場合もあるのが難点です。緊急の場合や難易度の低い鍵はお願いしても良いのですが、鍵が回らないトラブルなども起こる場合があることを覚えておきましょう。
・鍵の専門店のネットショップ
鍵の知識もあり、専門店なので技術力も悪くありません。また、たいてい純正キーを発注してくれる仲介の部分になるため、忙しくて合鍵をなかなか頼みに行けない方にはおすすめです。ただし、今鍵を紛失して困っているときなど、現状のトラブルには対応できません。
・鍵の専門業者
鍵の知識があるため技術力としても申し分がなく、鍵の紛失などのトラブルに伴い鍵交換する場合もその場で作業できるので頼りになります。また出張サービスを行っている業者も多いので、トラブル発生時などの急ぎの場合には頼れる選択肢です。
また、メーカーでの鍵でも作れないものがあっても発注が可能なため、純正キーを頼むこともできます。
合鍵を作る際に気を付けてほしいポイント
合鍵を作る際には、どのようなポイントに気を付けるべきなのでしょうか。気を付けたいポイントについてまとめました。
・鍵をなくした場合
基本的に合鍵だけを作成するのではなく、鍵穴ごと交換した方が良いでしょう。拾った鍵を悪用される可能性を忘れてはいけません。一度鍵を落としてしまうと防犯上、第三者に侵入されるという可能性が発生します。
鍵をなくしてしまった場合は、鍵開けしてもらって鍵交換してもらうのが良いでしょう。賃貸の場合は大家さんや管理会社に確認を得てから作業を依頼するようにしましょう。
・マスターキーをなくした
マスターキーがなくても鍵の専門業者であれば、鍵穴から鍵を作成することはできます。鍵開けから鍵作成、鍵交換まで対応できるため鍵の専門業者にお願いすれば現状のトラブルは解決する可能性が高いです。また、鍵の専門業者であれば、鍵のトラブルに関しては知識があるので、現状に起きているそのほかのトラブルに対しても対応してくれることが多いというメリットもあります。
合鍵が作れないならどうしたら良い?
では、合鍵を作製したいけど作れない場合はどのようにしたら良いのでしょうか。合鍵を作製する上で最も重要なのは、鍵のことを良く知っている専門の業者に依頼することです。
プロにお願いすれば作れない合鍵も作れる
合鍵の作製を断られてしまった場合でも、合鍵作成の知識と経験があるプロに頼めば解決できることもあります。特に合鍵作成に専門の機械が必要な鍵であったり、複製に高度な技術が必要なものの場合は、ホームセンター等で依頼するよりも専門店にお願いしたほうが精度の高い鍵が素早く作成できることが多いのでおすすめです。
KEY110は即日対応が可能なので、急いで鍵を開けたい場合や鍵の交換をしたい場合でもすぐに対応できます。お急ぎの方や鍵のプロをすぐに頼りたい場合に非常に便利なので、鍵のことでお困りの際はぜひ一度お問い合わせください。