【引き戸の鍵交換】サムターン・戸先錠等の鍵の種類や交換について解説!
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古くから日本の家屋では、玄関に引き戸タイプの扉が、多く使用されてきました。
現在でも引き戸の扉を用いている建物は、築年数が経っている家屋が多いのではないでしょうか?今まで一度も引き戸の鍵を交換したことがない場合もあるかもしれませんね。
何気なく毎日のように、鍵を開け閉めしていて問題ないようでも、経年劣化により鍵の部品に摩擦が、生じてきます。鍵の噛み合わせの位置が、ズレてきて鍵の開け閉めにコツが、必要であったり何回かに1回は、うまく鍵を開けられないまたは、閉められないなどの不具合があってもそのままにしていませんか?
引き戸のタイプの扉は、バリアフリーに設計できたり軽い動作で開け閉めできることから、高齢者にも使いやすいことから安定した需要があります。
今まで引き戸の鍵を交換したことがないのであれば、防犯上のことも考えて、いまいち度、引き戸の鍵を見直してみて見ましょう。進化したの引き戸の鍵は、耐久性や防犯性が向上した優れた製品も多くあり、鍵が壊れてしまう前に検討してみては、いかがでしょうか?
引き戸とは?
それでは、まず引き戸について解説していきます。
引き戸とは?日本やアジアに古くからある扉の様式で、2枚または1枚の扉を溝やレール上を横横にスライドさせて開け閉めする仕様の扉です。仕様によっては、溝やレールのない上吊りタイプの引き戸もあります。
引き戸の多くは、玄関の扉以外に室内の襖や障子であったり日本の古い家具の扉にも使用されています。また日本の家屋では、窓ガラスのほとんどが、引き戸タイプのを採用しています。
引き戸のメリット
引き戸は、扉を押し引きするドア(開き戸)のように前後に大きな可動スペースを必要としないところが、特徴です。狭い空間でも設置しやすい扉ということで、お風呂場や洗面所に使用されることも多くありますね。
ドア(開き戸)に比べて、開け閉めするときの動作や力が、小さくて済むことから高齢者以外には、身体の不自由な方にも使いやすいといったメリットがあります。
引き戸の特徴は、少しだけ開けて風通しをよくすることもでき、ドア(開き戸)よりも開け放っている感じがないところや、強い風でドア(開き戸)のようにバタンと勢いよく閉まることもなく、見た目や安全面でも引き戸のほうが有利な点は、メリットと言えるでしょう。
引き戸のデメリット
引き戸にもデメリットがあります。ドア(開き戸)に比べて気密性や遮断性に劣るため、隙間風が入りやすいところや、防音性も低くなり室内の音が外に漏れる可能性が、高くなりやすいですね。
一般的な引き戸にあるレールや溝の部分は、ゴミや誇りがたまりやすいことから掃除が面倒です。また引き戸には、左右にスライドさせる仕様から横幅へのスペースが必要なため壁面に、壁掛けや電気のスイッチ、コンセント類を設置できないといったデメリットも考えられます。
そして、玄関の引き戸に使用する扉の面にガラスを多く使用していると耐久性や安全面で弱くなる場合も考えられたり、2枚の引き戸の隙間から鍵をこじ開けられたり、という可能性もあり、防犯性も高いとはいえずに心配になりやすい面もあります。
引き戸の鍵の種類
引き戸の種類には、主に左右2枚になった仕様の引き戸と、片方が壁面で1枚に引き戸になります。それ以外に部屋の間仕切りのような3枚以上を組み合わせた上吊りタイプがありますが、玄関の引き戸のほとんどは、2枚の引き戸を使用することが多いですね。
引き戸の鍵の設置は、1枚や2枚の引き戸それぞれの仕様に合わせて適した位置や鍵の種類が、あり、防犯性の高いものから簡易的な鍵まで意外多くあります。
とくに鍵の種類では、ドア(開き戸)にも使われいる、シリンダーキーにディンプルシリンダーキーやサムターン回し対策の鍵、暗証番号で開ける鍵などが、主な種類になっており、それぞれの鍵の特徴を見て見ましょう。
一般的なシリンダーキー
シリンダーキーとは、もっとも一般的の鍵の種類です。玄関以外にもロッカーや窓などのさまざまな場所に設置されている利用頻度の高い鍵になります。
鍵の形状はシンプルでよくある側面がギザギザしたタイプです。両側にあるタイプは「ディスクシリンダーキー」で片側のみは「ピンタンブラーキー」というもので、このギザギザの形状の違いによって、それぞれの鍵を判断している単純な仕様の鍵になります。
その仕様からも想像できるようにシリンダーキーは、ピッキングで簡単に開錠できるため、防犯性に優れているとはいえないことからも玄関には、あまりおすすめできませんが、古い住宅のほとんどが、このシンダーキーを使用しています。
ディンプルシリンダーキー
ディンプルシリンダーキーとは、一般的なシリンダーキーと決定的な違いになる、鍵の側面のギザギザがないタイプの鍵です。住宅の玄関用に普及してきている鍵で、側面ではなく鍵の表面に丸い形の凸凹したくぼみがついています。
これのくもみは、複製することが難しいことや、簡単にピッキングで開けることが困難な鍵の形状のため、防犯性に優れた鍵といるといるでしょう。
玄関の引き戸用にも設置できるディンプルシリンダーキーが、販売されているため、これから鍵の交換を検討する場合には、ディンプルシリンダーキーが、おすすめです。
サムターン回し対策の鍵について
サムターン回し対策の鍵とは、室内側からも鍵穴に鍵を差して開錠するタイプの犯罪を防止する鍵のことです。
サムターンとは、室内側から鍵を開け閉めするときに、つまんで回す部分のことです。親指で、つまんで回すことから「サム (親指)・ターン(回す)」と名付けられています。
このサムターンは、玄関ドアにドリルで穴を開けたりガラス窓を割ったりして、サムターン部分を簡単に回してドアを開けられるため、防犯には適していないことから玄関の引き戸の鍵には、室内側にサムターンが付いていない「サムターン回し対策の鍵」を用いることをおすすめしています。
暗証番号で開けるタイプの鍵
暗証番号で開ける鍵とは、一般的な、鍵穴に鍵を差し込んで開けるタイプの鍵ではなく、暗証番号のボタンを押したりダイヤルを合わせたりして、開け閉めするタイプの鍵です。
簡単な仕様のアナログのタイプから、デジタルキーとして電気式のタイプ、タッチパネル式と種類も豊富で、シリンダーキーと組あせて設置するこも可能です。
暗証番号で開ける鍵は、ピッキングやサムターン回しの心配がないだけでなく、鍵を持ち歩かなくでも良いため、鍵を紛失する心配が、ないといった特徴があります。ただし、暗証番号を忘れないように注意が必要になりますね。
引き戸の鍵の仕組みや位置について
玄関の引き戸に使用される、1枚扉の引き戸と2枚扉の引き戸では、鍵の設置箇所がことなります。1枚扉の引き戸は「戸先錠」が用いられ、2枚扉の引き戸には「召し合い錠」が、使われ、それぞれの用途にあった鍵を選んで設置してきます。
引き戸に鍵の位置に、よって設置できる鍵の種類も変わってくるため、その仕組みについてもみていきましょう。
引き戸の鍵(戸先錠)
1枚扉の引き戸の場合は、片方だけ開け閉めするタイプになり引き戸と鍵は、柱に固定する方法がよく用いられます。
可動する引き戸を、建物の柱を利用して鍵で固定して施錠することになり「鎌錠(かまじょう)」と呼ばれる引っ掛け式の錠を設置します。1枚扉の引き戸に関しては、柱側を彫り込んだ受け穴に、金具を引っ掛けるタイプの形状をした鍵で、固定することがほとんどです。
鍵の種類にはたくさんの分類がありますが、もっともシンプルな鍵の仕様で、引き戸の内部の錠に凸部分の仕掛けが設けられており、その仕掛けを鍵で、廻すことで鎌状の金具が飛び出し、柱側の受け穴に引っ掛けるというものになります。
この「戸先錠」形式は、構造から考えても鍵前本体が、施錠時には戸または柱の内側に隠れてしまい、戸の内部に設置された鍵が柱側にある受け穴に収納されるように、はめ込まれています。そのため、引き戸の全体が、破壊されるケースでもない限りは、解錠することが非常に困難になるところが、メリットです。
デメリットとしては、その構造から引き戸と柱側が一体化されているため、鍵の交換が難しいところになります。引き戸内部の凸部分の錠と柱側に彫り込んだ凹部分の、組み合わせを正確に調整する必要があり、素人が簡単に交換するのは大変です。
場合によっては、引き戸側の鍵を交換するつもりが、引き戸ごと交換になる可能性も否めないでしょう。
引き違い戸の鍵(召し合わせ錠)
引き違いになっている2枚扉の引き戸は、溝またはレールの上を引き戸が可動する仕様です。その2枚の引き戸が、一方の扉に完全に重なり合った状態が全開で、重なり合う部分が最小限になっていると扉が閉まっている状態となります。その最小限に重なった部分に、鍵を取り付けることで施錠するというわけです。
この2枚扉の引き戸で多く用いられるのが「召し合わせ錠」と呼ばれるもので、引き戸の1枚目の右端と2枚目の左端を固定する方式です。具体的には、1枚目に設置されている「召し合い錠」の金具を、2枚目に設置されている召し合い錠の金具に差し込んで施錠するというシンプル形状の鍵になります。
「召し合わせ錠」のメリットは、引き戸の2枚両方に小さな金具をビス留めして設置するだけのため、簡単に取り付けや交換ができるところです。しかし、鍵を金具ごと取り外しやすいことから防犯性が高い鍵とは、言えないところもあります。
引き戸の鍵を自分で交換する方法は?
引き戸の鍵は、自分で交換することもできます。ホームセンターには、ある程度主要なメーカーが取り揃えられておりほとんどが、ひと通りのパーツをセットで販売されています。
鍵の交換に注意する必要があるのは、メーカーや型番以外にサイズをきちんと確しかめましょう。まったく同じ種類の鍵に交換したい場合でも、部品が廃盤になっていることもあり、サイズさえ合っていれば、別の型番や他メーカーでも設置が可能になります。
鍵のサイズは、フロント部分の「板の面サイズ」「ビスのピッチ」引き戸の「厚み」鍵部分の「切り抜きサイズ」について、それぞれの幅や高さを計りましょう。
実際の鍵の交換は、それほど難しいものではなく、現在設置されている鍵を取り外して、新しい鍵のセットを付け替えるだけのため、ドライバー1本に必要に応じて、ペンチやドリル、ヤスリがあれば、対応できます。
ただし鍵の交換は、失敗した場合に一旦取付けた商品を返品することは、まずできないでしょう。DIYが苦手であったり、メーカーやサイズを取り揃えられなかたりした場合は、専門の業者に依頼したほうが、仕上がりもキレイで、なおかつしっかりと設置してもらえるという安心感もあって良いかもしれないですね。
引き戸の鍵を追加する
古くなった引き戸の鍵を、新しい鍵に交換する際には、防犯性を高めることから考えて、別の場所に、もうひとつ補助錠を追加することもおすすめします。
引き戸の鍵を新しくしても一箇所だけの鍵では、心ともなくものたりないかもしれませんね。そんな場合には、ピッキング防止にデジタルの暗証番号キーをセットで取り付けたり、上や下など別の箇所に補助錠を新たに取り付ける方法でも、対応をして見ましょう。
補助錠は、内側のみ簡易的に取り付けられるものから、見た目の防犯にも適した、外付けタイプの鍵まで、種類も価格もさまざまです。より防犯性を重視したい場合は、外側と内側の両面から取り付けるタイプの補助錠を選べぶことで安心できるでしょう。
鍵の修理や交換について
引き戸の鍵の修理や交換について自分でもできる作業ではありますが、今までより機能性を高めた新しいタイプの鍵に交換したい場合や、壊れた鍵を修理するといった高度な技術を要する作業は、素人には無理があります。
すぐにビスが、緩んでしまったり、ガタガタと隙間ができるようでは、鍵の意味を成しませんね。同じ場所に設置することから、切り抜きの穴やビスの穴の劣化でうまく設置できないことも考えられます。
さらに、引き戸の素材が古いと鍵だけ交換するより、引き戸ごと交換したほうが、より安全で防犯交換が期待できることもあり、安易に考えず専門業者に見積もりを依頼して相談してから検討するのも良いでしょう。
まとめ
引き戸の鍵の交換方法について、引き戸のタイプや鍵の種類をご案内してきました。
一般的なドア(開き戸)よりも、防犯性にかける引き戸と思いがちですが、引き戸そのものの素材や鍵は、随分と進化しています。
とくに鍵の種類は、豊富でドア(開き戸)の鍵にも劣らないことからも防犯対策に今までの古い鍵から交換してみるのもおすすめします。
木製の引き戸であれば、鍵の設置箇所だけでなく引き戸の溝が、すり減っているなど劣化が、気になるようなことも出てくるでしょう。その場合なら、引き戸を一式交換してしまうことで、耐久性も防犯性も高められます。
引き戸は、軽く開け閉めできるところや床面に、レールの段差をなくすこともできるため、バリアフリー対策に適している扉です。これからの高齢化社会に向けて需要もあり鍵の性能も良くなり、同じ引き戸とは思えないほど高性能な製品もあります。この機会に、いまいちど自宅の引き戸の鍵について、見直してみてはいかがでしょうか。
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