ピッキングできない鍵とは?種類から確実な防犯性のある特徴を解説!
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鍵にはたくさんの種類があり、防犯性の高さも異なります。中にはピッキングに弱く、1分程度で開けられてしまう種類もあります。
しかし、そんな防犯性の低い鍵が今でもそのまま設置されていることがあり、特に鍵を取り付けてから20年以上経っている場合は要注意です。
気になる方は、すぐに玄関ドアの鍵を確認してください。ただ、その前にピッキングされやすい鍵の特徴を知っておきましょう。
この記事では、ピッキングされやすい鍵とできない鍵について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ピッキングされやすい鍵とは?
空き巣が侵入する方法にはたくさんの種類があり、ピッキングはその中のひとつです。そこで、まず空き巣が玄関ドアから侵入する場合の、代表的な手口から見ていきます。
空き巣が玄関ドアの鍵を開ける手口
空き巣が玄関ドアから侵入する場合、鍵穴に細工をして鍵を開ける方法は、主に5つあります。
- ピッキング
- 鍵穴破壊
- バンプキー
- メルティング
- カム送り
では、それぞれの手口について、簡単に解説していきます。
ピッキング
ピッキングとは、専用のツール(器具)を鍵穴から差し込んで操作することで、鍵を開ける手口です。 ピッキングに使うツールは、法律で鍵の専門業者しか所持できないことになっています。
また、レーキングと呼ばれる、ピッキングに似た方法でディスクシリンダーを開ける手口もあります。
鍵穴破壊
鍵穴の内部を破壊することで、鍵を開ける方法です。主に、電動ドリルでシリンダー(鍵穴の金具)に穴をあけます。 もちろん大きな音がするので、どこでも使える方法ではありません。
バンプキー
バンプキーとは、鍵穴に差し込めるように特殊加工した鍵のことで、ピンシリンダーに有効な手口です。 バンプキーを少し浅めに差し込んでから、叩くことで鍵を開けることができます。
メルティング
鍵穴に金属を溶かす液体を流し込んで、内部を溶かして鍵を開ける方法です。 ただ、金属を溶かすほどの薬品を手に入れるのは難しいため、実際に使われることは非常に少ないです。
カム送り
ドアとシリンダーの隙間から特殊な工具を差し込むことで、内部のカムと呼ばれる部品を回転させる手口です。 現在販売されているシリンダーは対策済みですが、2002年(平成14年)頃までの製品を使っているなら確認しておきましょう。
玄関ドアの鍵を壊す手口
空き巣は玄関ドアの鍵を開けずに、錠(ロック)を壊して侵入する場合もあります。この錠を壊す手口の中で、代表的な2つの方法をご紹介します。
こじ破り
こじ破りは、玄関ドアと枠の隙間にバールなどの工具を差し込んで、強引に開ける方法です。ドアが変形することでロックが解除されてしまいます。
単純な方法のため、不法侵入の手口としてよく使われます。
ドアノブもぎ取り
鍵穴が付いているドアノブを壊し、強引にもぎ取ってしまう方法です。 また、同じようにシリンダーをもぎ取ってしまう場合もあります。
ピッキングされやすい鍵の種類
ピッキングされやすい鍵は、主に2種類あります。どちらも昔から一般的に使われており、交換しないまま現在でも使われている場合があります。
ディスクシリンダー
ディスクシリンダーの特徴は、鍵の両側がギザギザしていることです。ピッキングしやすい鍵としては、昔から多く使われてきた「MIWA」のディスクシリンダーが有名です。
シリンダーを見た時に、もし「MIWA」の文字に対して鍵穴が『縦』で、『く』のような形をしているなら早めに確認しておきましょう。
ピンシリンダー
ピンシリンダーの特徴は、鍵の片側がギザギザしていることです。ロッカーや南京錠などに使われることが多いです。 昔は住宅の玄関ドアにも設置されていたため、現在でもそのまま残っている場合があります。
ピッキングできない鍵について
次に、ピッキングができない鍵について解説していきます。ピッキングができない、もしくは時間がかかり過ぎるため、現実的に難しいとされる種類は3つあります。
- ディンプルキー
- ロータリーディスクシリンダー
- 電子錠
では、それぞれについて簡単に解説します。
ディンプルキー
ディンプルキーの特徴は、鍵の表面に丸いくぼみがあることです。この形状から、鍵違い(鍵の種類)を何億通りにまで増やすことが可能になります。
では、特に防犯性の高いディンプルキーを2種類ご紹介します。
GOAL グランブイシリンダー
GOAL「グランブイシリンダー」は、最大24本のピンにより1000兆2,800億通りの鍵違いが可能です。 鍵穴破壊にも強く、リバーシブルなので向きを気にせず使えます。
Kaba star neo
「Kaba star neo(カバ スター ネオ)」は、dormakaba(ドルマカバ社)のディンプルキーです。鍵登録システムで所有者を管理するため、不正なコピーはできません。
鍵違い数は2兆2,000億通りで、便利なリバーシブルキーです。
ロータリーディスクシリンダー
鍵の見た目はディスクシリンダーと似ていますが、シリンダーの内部を工夫することで防犯性が高くなっています。
鍵の形を確認する部品(タンブラー)と、シリンダーの内部を回転させないようにロックする部品(ロッキングバー)を分けることで、レーキングと呼ばれる手口がほぼ使えなくなりました。
代表的なロータリーディスクシリンダーは、MIWA「U9」です。
MIWA U9
U9(ユーナイン)は、ディスクシリンダーの防犯性を高めたタイプです。ディンプルキーに比べて価格が安いため、合鍵を多く作りたい場合に適しています。
電子錠
電子錠には鍵穴がないタイプが多いです。最初から鍵穴がなければ、ピッキングはできません。 非常用の鍵穴が付いているタイプであれば、防犯性の高いディンプルキーを選ぶと安心です。
ピッキングできない鍵に交換するには
もし、玄関ドアにピッキングされやすい鍵が取り付けてある場合は、早めに防犯性の高い種類に交換することをおすすめします。
鍵を交換するといっても、必要な作業はシリンダー部分を取り替えるだけです。ただし、現在設置してある鍵に対応しているか確認する必要があります。
この時、防犯性が高いほど、鍵の価格も高くなる傾向があります。また、鍵の交換を専門業者に依頼する場合は、鍵の本体価格に加え、交換費用がかかります。
玄関ドアの鍵のメーカーや型番を確認する方法
防犯性の高い鍵を選ぶためには、まず玄関ドアに設置してある鍵のメーカーや型番を調べる必要があります。 メーカーや型番は、玄関ドアの側面にある金属プレートや、内側の鍵の金属部分に刻印されています。
シリンダーと鍵のセットはインターネットで購入できるので、メーカーと型番がわかれば、自分で対応している種類を探すことができます。
ただし、間違えて購入すると設置できないため、不安な方は専門業者に相談すると良いでしょう。
まずは玄関ドアの鍵を確認しよう
ここまで、ピッキングされやすい鍵とできない鍵について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
自宅の玄関ドアの鍵が気になる方は、すぐに調べてみてください。もし、自分では判断が難しい場合は、鍵の専門業者に相談すると良いでしょう。
防犯性の低い鍵が設置してある場合は、早めのシリンダー交換をおすすめします。ただし、間違えて購入すると設置できないため、メーカーと型番をしっかり確認してください。
仕事や家事で忙しい方や、自分で確認するのが不安な方は、最初から専門業者に依頼することもできます。シリンダー選びから取り付けまで全てまかせることができ、間違える心配もありません。
『KEY110』では鍵の交換も迅速に行いますので、ぜひお気軽にご相談ください。
参考サイト『KEY110』
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