マルチロックってどんな鍵？世界最強と呼ばれる特徴や防犯性を解説

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マルチロックは防犯性が高いことで有名です。最初から壊されないように設計されており、簡単に合鍵が作られないような仕組みになっています。

また、購入や合鍵を作成できる店舗も限られているので、事前に注意点を確認しておきましょう。

この記事では、マルチロックの特徴や防犯性について解説しているので、ぜひ参考にしてください。

マルチロックの概要

マルチロックは、イスラエルでテロ対策として誕生した錠前（鍵と錠のセット）で、簡単に開けたり壊したりできないよう頑丈に作られています。

日本の「TACトレーディング（株）」が輸入総販売元となっており、全国各地に特約店（代理店）があります。

マルチロック「全国特約店一覧」 

また、マルチロックはマスター・逆マスターのシステムも追加できます。

• マスター：複数の個別の錠（ロック）をひとつの鍵で開けられる仕組み
• 逆マスター：ひとつの錠を複数の個別の鍵で開けられる仕組み

つまり、ホテルやビルなどの大型施設で利用する場合はマスターシステムで管理し、集合住宅では共用エントランスのオートロックに逆マスターシステムを利用することも可能です。

もちろん、一般的な住宅の玄関ドアにも使われています。

マルチロックの防犯性

マルチロックの特徴は防犯性の高さで、ポイントは3つあります。

• ピッキング対策
• ドリル対策
• コピー（合鍵）対策

では、それぞれ簡単に解説していきます。

ピッキング対策

ピッキングとは、空き巣が専用のツールを使ってシリンダー（鍵穴）を操作し解錠する手口のことです。

マルチロックはダブルディンプルキーと呼ばれる、くぼみの部分にさらにくぼみを重ねることで、一般的な鍵とは異なる形状になっています。

その上、シリンダー内部も高度な加工技術が使われており、「耐ピッキング性能表示は10分以上」と優れています。

ちなみに、多くの空き巣はピッキングに5分以上かかるようなら諦めるというデータがあります。

ドリル対策

実は、電動ドリルでシリンダーの内部を破壊することで、無理やり鍵を開けることができます。

しかし、マルチロックのシリンダーはプロテクターを用いた特殊な構造になっており、ドリルよりも硬い素材を使っています。

コピー（合鍵）対策

マルチロックは鍵の形状が複雑で、専用の機械がないと合鍵を作れないため、特約店に依頼することになります。

また、マルチロックの合鍵を作るためには、3つの条件を満たす必要があります。

• ユーザーカード（オーナーカード）
• 身分証明書
• 鍵

これらを提示できない場合は、合鍵を作ることができません。

マルチロックの注意点

「マルチロックは合鍵を作ることができない」という防犯性の高さが、ユーザーにとってのデメリットにもなります。

なぜなら、たとえ本人でも手軽に合鍵を作ることができないからです。まず、マルチロックの合鍵を作る方法は主に3つあります。

• 特約店で直接依頼する
• 必要書類を郵送する
• 必要な画像データをメールで送る

特約店で依頼する場合は、合鍵を作成できるか事前に電話で確認しておきましょう。対応している特約店であれば、合鍵は15分程度で作ることができます。

郵送で依頼する場合

郵送で合鍵の作成を依頼する場合は、必要なものが4つになります。

• ユーザーカード（写真）
• 身分証明書（コピー）
• 鍵（写真）
• 合鍵作成依頼書

合鍵作成依頼書は、TACトレーディング「合鍵作成依頼」のページからダウンロードできるので、記入した上でサポートセンターへ送ります。

その際は、安全に送るために「簡易書留」か「宅急便」を使いましょう。

メールで依頼する場合

メールで依頼する場合は、必要書類の画像データをサポートセンターへ送ります。TACトレーディング公式サイトの「お問い合わせ」をクリックすると、メールの送信画面に切り替わります。

また、正規代理店「アスティ24」のサイトでわかりやすく解説しているので、そちらも参考にしてください。

ユーザーカードの再発行もできる

合鍵を作るためには、ユーザーカードが必要です。もしユーザーカードを紛失した場合は、サポートセンターに再発行を依頼することもできます。

ただ、悪用される可能性もあるため、サポートセンターでは鍵の交換をすすめています。詳しくはTACトレーディング「合鍵作成依頼」で確認してください。

また、マルチロックに関して電話で問い合わせることも可能です。

【マルチロック サポートセンター】

電話番号：0476-91-2145

営業時間：9時〜18時（土・日・祝日を除く）

マルチロックに交換できるの？

自宅の玄関ドアに取り付けられているシリンダーを、マルチロックに交換することもできます。

対応している製品を知りたい場合は、玄関ドアの側面にある金属プレートに「型番」が刻印されているので、サポートセンターか特約店に問い合わせてください。

もし、シリンダーを購入しても取り付けられない場合は、鍵の専門業者に依頼しましょう。

マルチロックを取り付けたい場合は

ここまで、マルチロックの特徴や防犯性について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか？

マルチロックを購入したい場合は、玄関ドアの型番を確認し、最寄りの特約店やサポートセンターに連絡しましょう。

また、合鍵を作りたい場合は、事前に必要な書類やデータを用意して、お好きな方法で注文してください。

ただ、取り付けられなかったり故障して動かない場合は、鍵の専門業者に一度見てもらいましょう。 できれば、最初から専門業者にまかせた方が、早く確実に設置してもらえるので安心です。

『KEY110』では、鍵の取り付けや交換に対応しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

参考サイト『KEY110』

※令和3年4月1日より、税込価格の表示（総額表示）が必要になるため当サイト内の表示価格はすべて消費税10%を含む税込み（総額）表示となっております。