名古屋市でスーツケースの鍵を開けてほしい
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名古屋市でTSAロックのダイヤル錠解錠
4月の某日、名古屋市に出張でお越しになったお客様よりスーツケースのTSAロックを解錠してほしいとのご依頼をいただきました。
詳しいお話を伺ったところ、O様は出張先のホテルから電話しているとのことで、翌朝に大切な商談があるものの資料が閉じ込められた状態で困っていると仰っています。
スーツケースはダイヤルロックで、設定した3桁の番号を頭で覚えていたそうです。その番号を入力しても解錠できず、何度やり直しても開かないとのこと。
お電話をいただいたのは深夜。時間的には余裕がありましたが、O様に少しでも早く安心して就寝していただけるようすぐにスタッフがホテルに向かいました。
TSAロックが装備されているスーツケース
40分ほどでお客様の待つ客室に到着。早速問題のダイヤルロックを拝見させていただくことに。とてもおしゃれなスーツケースで、「なるべく傷を付けたくない」というお客様のお気持ちが十分に理解できます。
こちらのスーツケースにはTSAロックと呼ばれる鍵が標準装備されていました。TSAロックというのはアメリカの国土安全保障局が開発した鍵の規格のことです。
国内旅行であれば、飛行機の荷物検査では鍵をかけたスーツケースをそのまま預け、保安検査で引っかかった場合にのみ持ち主立会のもと鍵を開けるというシステムになります。
しかしながら、アメリカでは同時多発テロ事件以来、荷物検査がより厳重になったのです。アメリカ国内はもちろん、ハワイやグアム、サイパンなどアメリカ領へのフライトに関してはTSA(アメリカ運輸保安局)が荷物検査を行います。このとき、目視に支障があるため、施錠することが禁止されているのです。
ただし、TSAロックの付いたスーツケースであれば鍵をかけたままでも預けることが可能です。というのも、TSAロックはTSA職員が特殊ツールを用いて解錠ができるようになっています。リモワのスーツケースには購入時から解錠用の鍵は付属しておらず、持ち主本人であってもキーでは開けることができないようになっています。
ちなみに、TSAロックが装備されているのは、スーツケースの世界トップブランドとして知られるリモワやゼロハリバートン、キャプテンスタッグなどです。
ダイヤルロックを解錠
ほかの鍵に比べると窃盗目的で開けられる心配がないため、TSAロックは防犯性能が非常に高いといえますが、暗証番号を忘れたりした場合は解錠の術がないため一大事です。
TSAロックにはリセットボタンが存在しないため、「000」から「999」まで順に試すしか方法がありません。スーツケースのメーカーに相談した場合でも同じ答えが返されることがあります。
出荷時の暗証番号は「000」に設定されていますが、お客様はご自身で設定を変えられたとのこと。セキュリティ上、電話番号や生年月日に紐づけることはしなかったそうです。
すべての組み合わせを手当たり次第に試してみるという方法もありますが、それだと時間がかかって仕方ありません。今回、対応したのはスーツケースの解錠に慣れたスタッフでしたので、O様が記憶されていた3桁の数字をもとに当たりをつけていき、わずか10分足らずで開けることができました。その方法はここではお教えできないのですが、予想よりも早く解錠できたことでお客様も拍子抜けされていたくらいです。
O様が設定された番号と今回解錠となった番号とでは数字が異なりました。相違の理由としては、番号の設定ミスが考えられます。
ダイヤル番号の設定ミスは意外と多いトラブルです。設定操作の最中に手を離したり手がすべったりしないように気を付ける必要があります。念のため、スタッフの方からお客様に正しい暗証番号の設定方法をレクチャーさせて頂きました。
この度は弊社にご依頼いただき誠にありがとうございます。
スタッフの声
スーツケースの鍵開けでお困りの際は、弊社にご相談ください。
TSAロックと一言でいってもキーロック式とダイヤルロック式の二種類があります。
また、ファスナータイプになっているスーツケースもあればフレームタイプのスーツケースもあるため、それぞれ開け方が微妙に異なるのです。
スーツケースの鍵トラブルは、今回のO様のように出張先や旅先で突然発生することが多く、貴重品が閉じ込められるケースもあり急を要する事例がほとんどです。
TSAロックのように防犯性の高い鍵はピッキングで解錠することが難しく、ご自身で無理に鍵穴をこじ開けようとすることで故障やスーツケース本体が破損する原因になります。
TSAロックはもちろん、それ以外のスーツケースの鍵でお困りの際にも当社にご相談いただければと思います。暗証番号を忘れた、正しい暗証番号を入力しても開かない、暗証番号の設定方法が分からないなどなんでも構いません。
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