【悩み解決】金庫の鍵を失くした(紛失)時に行うべき3つの対処方法とは?
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家庭や事務所など、様々な場所に設置されていることがあるのが金庫です。この金庫は様々な貴重品を守るために使用されるもので、他の家具にはないような堅牢さを誇っているのが特徴と言えるでしょう。防犯上の観点から、多くの金庫は簡単には破壊できないようになっており、正規の手段以外ではなかなか自分の力で開けることができるものではありません。
それでは、もしその金庫を開けるための正規の手段を失ってしまった場合については、どのように対応することができるのでしょうか。金庫の種類によって施錠の形式には違いがありますが、多くの家庭用金庫に於いてその施錠を行っているのはシリンダー錠とダイヤル錠の2つです。これらの機能が使えない状態になってしまった場合については、どのようにして解除を行うことができるのか、ということについてここでは紹介していきます。
この先で紹介するのは、まず「金庫について知る」という項目です。これは自分が使用している金庫がどのようなものかを知ることによって、どのような対応を取る事ができるのかについて知るための項目となります。次に紹介するのは「金庫を開けるための状況確認」についてです。具体的に金庫を開ける事ができない状態について把握することができていないと、適切な対処を取ることができないためです。
そして次に「それでも開かない場合」について紹介します。どうしても鍵を開ける事ができない場合についてはどのような方法があるのかについて紹介しています。これらのポイントに付いて抑えておくことによって、金庫がもし開かなくなってしまったという場合でも、対応できるケースが多くなるでしょう。問題を拡大しないための方法も紹介しているため、金庫を所有している、あるいは職場などで使用しているという方は、ぜひ知っておきたい内容です。
まずは金庫について知ろう!
それではまず、そもそも金庫についての前提となる知識を紹介していきます。金庫を開けるためには、まず自分が使用している金庫について様々な観点から知っておく必要があり、それに合わせた適切な対処法を学ばなければなりません。この先では金庫についての知識として、様々な項目から紹介していきます。
最初に紹介するのは「そもそも金庫にはどのような種類があるのか」ということについてです。金庫の種類によって対処法の違いがまず発生することになります。
次に紹介するのは「金庫の有効対応年数」についてです。どの程度の間、安心して金庫を使う事ができるのか、ということを意味しているものでもあります。そしてさらに、「金庫に使用されている鍵とその仕組」についても紹介します。これらをベースとして、金庫が開けられなくなってしまった場合の対処法が分かるでしょう。
金庫にはどんな種類があるの?金庫の種類と特徴
では最初に、金庫にはどのような種類のものが存在しているのかについて紹介します。金庫の種類としては、大きく2つの種類が存在しています。このいずれであるのかによって、対処法には違いが生じることになります。最初の種類として挙げることができるのは、耐火金庫と呼ばれるものです。この耐火金庫というのは、その名前の通り火災対策のために使用される金庫となります。火災による焼失を避けたいようなものを入れるために使用される他、火災や震災による建物の倒壊による衝撃にも耐えるように作られているのが特徴となっています。これらの金庫については、日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会によって、4時間程度までの時間の間の耐火試験や、落下試験などが行われており、品質の保持が行われています。
この耐火金庫に対して、もう1つの金庫の種類であるのが、防盗金庫です。名前の通り盗難に備えるために使用されているのが特徴となっており、多くの金庫は耐火性についても確保しています。防盗金庫については、日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会によって、破壊行為に対する耐性がどの程度あるのかによってそのランクがつけられています。
まずは自宅またはオフィスで使用されているような金庫が、このいずれの種類であるのかを確認するようにしましょう。基本的に、防盗金庫の方が開けるのは難しい構造となっていることが多いです。
金庫には有効対応年数がある
次に紹介するのは、金庫における有効対応年数についてです。これは簡単に言うとどれだけの期間に於いてその金庫の使用が行うことができるのか設定されているものと考えると良いでしょう。この期間を超えると、安全に保護できる可能性が低くなるため、買い替えを考えるべき時期ということになります。
この金庫の有効対応年数は、概して20年となっています。防盗金庫であっても防火金庫であっても同様で、これ以上の期間を経過している金庫についてはその安全性が大きく低下しているものとしてみなされる事が多いです。火災などから保護刷ることが難しい状態になっていることなども多いため、注意しなければなりません。
金庫の製造年月日については、金庫正面下、または扉の内側にシールのような形で記載されていることが多いため、定期的に確認を行うようにするのが良いでしょう。
金庫に使われている鍵と仕組み
それでは次に、実際に金庫で使用されていることが多い鍵について、種類別の仕組みについて紹介します。
最初に紹介するのは、ダイヤル錠についてです。これはダイヤルのついているつまみを、決まっている回数だけ左右に回すことによって解錠を行うことができるという仕組みとなっています。これの解錠には鍵は必要なく、実質的にパスワードのような形で機能することになります。かつ、非電源の鍵であるということもあり、多くの金庫に導入されている仕組みです。ダイヤル番号については製造時のものをそのまま使用し続ける物が多いですが、種類によっては自分で変更できるようになっているものもあります。番号が複雑であるため、忘れないようにする必要があるのがポイントです。
次に紹介するのはシリンダー錠についてです。これは玄関の鍵などとしても使用されることが多い、物理的な鍵を挿し込んで回すことによって開ける事ができるようになっている仕組みのものを言います。ダイヤル錠のように何かを覚えて置かなければならないということがない半面で、鍵を紛失してしまうというリスクが高いのが特徴と言えます。多くの金庫に於いて、最終的な解錠はこのシリンダー錠によって行われる場合が多く、併用されている可能性が高いのが特徴の一つとなります。
次に紹介するのは、テンキーについてです。これは数字盤が設置されており、それによって特定の番号をパスワードとして入力することに寄って解錠を行うというものとなります。ダイヤル錠に比べて、ほとんどのものでパスワードの変更を行うことができるようになっているため、自分で覚えやすいパスワードに変更することによって使用がしやすいのが特徴の一つです。ただし、パスワードが想起されやすいものになっていると不正解錠を受けやすいというデメリットもあります。また、多くのテンキー金庫においては電池式となるため、電源系のトラブルによる解錠不能が見られるのもリスクの一つとなります。
更に次に紹介するのは、ICチップカードを使用しているものです。これは最近になって登場しているもので、電子カードや携帯電話などのICカードとの照合を使用することによって解錠を管理しているのが特徴となっています。他のものと併用することができ、特別なものを管理する必要がないというメリットがある反面で、機種の変更などの際の手続きをしっかり行う必要があります。
最後に紹介するのは、生体認証についてです。これは体の一部を認証のためのキーとして使用するというもので、指紋によるものや顔によるものが多いです。家庭用金庫として使用されていることはほとんどなく、特に高度な業務用金庫においてのみ使用されている可能性があるという、現状においてはレアな施錠システムであると考えて構いません。
このように、金庫の施錠だけを取ってみてもその種類は数多く、それに合わせた対応が必要となることが分かるでしょう。
さあ金庫を開けよう!まずは落ち着いて状況を確認
それでは、実際に金庫の鍵を開けることができなくなってしまったという場合、どのように対処をすることになるのかについても紹介していきます。実は金庫の鍵を開ける事ができないというようなトラブルは、自分で対応することによってなんとかなるケースというのが比較的多く存在しています。これらの対処法をまず試してみて、それで駄目だった場合に他の方法を検討するようにするのが良いでしょう。
この先では「ダイヤル鍵の正しい明け方」「電源式の鍵の注意点」「内容物の注意点」「金庫でしてはいけないこと」というポイントに付いてそれぞれ紹介します。
ダイヤル錠金庫の開け方を間違えていませんか?
最初に紹介するのは、ダイヤル鍵の開け方についてです。ダイヤル鍵は金庫以外で使用されていることがあまりない上、普段からそれほど使っていない金庫ではどのようにして開けるのか、ということもわかりにくいことが多いのではないでしょうか。実はパスワードは手元にあるのに、金庫を開ける事ができないというケースは数多く存在しています。
まず基本的に、金庫のダイヤル錠の開け方について、簡単に紹介します。たとえはパスワードが23,45,68,99だったとします。このような場合、右にまわして23で止める、左に回して45で止める、右に回して68で止める、左に回して99で止める、という方法で開けられる、わけではありません。実はこれでは不足しています。
金庫の解錠は、1回目は同じ番号に4回、2回目は3回、3回目は2回、4回目は1回合わせることによって解錠されるようになっています。つまり、上記の様なパターンの時には、まず右に回して23で止めるを4回繰り返し、左にまわして45で止めるを3回繰り返し、右に回して68で止めるを2回繰り返し、最後に左に回して99で止める必要があるわけです。このようにしっかり回数を対応することができていないと番号がわかっていても解錠することができないため注意しなければなりません。
テンキー、ICカード、指紋認証式金庫の場合は電池残量を確認して
次に紹介するのは、テンキー式やICカード式、生体認証式などの金庫の場合についてです。これらの金庫に共通しているのは、電源を必要としているということです。内部に電池ケースがあり、この電池によって電力が供給されている状態でなければ解錠を行うことができません。電池がなくなってしまうと、金庫内部のソレノイドという装置が停止して、開ける事ができない状態とります。このような状態になった時には、電池の効果を行う事によってなんとかできる場合が多いです。
ただし、必ずしもその方法で解決することができるわけではありません。液漏れなどの影響によって金庫自体に損傷が発生してしまっていると、開ける事ができない状態になっているケースもあります。そのため、長期的に使用していないような電池については定期的に交換をするようにしましょう。また、液漏れのことを考えるのであれば、アルカリ電池ではなくマンガン電池を使用したほうがその危険性は下がります。
金庫の中身の入れすぎには要注意!
金庫を使用するにあたって、注意したほうが良いポイントの一つとして、内部にあまりにも多くのものを入れないようにするということがあげられます。多くのものを入れて内側から扉に対して圧力がかかっているような状態となってしまっていると、デッドボルトが押し付けられるようにしてシリンダー錠が回らない状態になってしまう可能性があります。このような状態で強い力をかけると鍵が折れてしまう可能性があるため、十分注意するようにしましょう。
それでも開かない場合の対処
それでは、上記のようなポイントに注意して鍵を開ける事ができないか試したとしても、開ける事ができなかったという場合については、どのような方法で対処を取るのが良いのでしょうか。これについてもいくつかのことを考えることができるため、まずは「バールで開ける方法」「メーカーや鍵屋への相談」という2つのポイントについて紹介します。
バールなどでこじ開ける方法は非推奨
まず、対処法の一つとして、バールを使用して金庫を開けるというものがあります。これについては、確かに可能な方法ではあるのですが、できるだけ避けたほうが良い方法です。バールでの解錠は可能か不可能かであれば可能ではありますが、非常に困難なもので、金庫の構造についてしっかりと熟知している人でなければおおよそ失敗し、ただ損傷をひどくするだけに終わります。ピンポイントにカンヌキの役割をしているデッドボルトを破壊することができなければ解錠することができないものであるため、バールのようなものを使用しての解錠については試そうと思わず、最初から業者などに依頼する方法をとったほうが安全です。
時間があるときはメーカー、ないときは鍵屋に相談しよう
それでは、自分で開けることが難しいという場合の対処法について紹介します。これについては、適切な専門の業者に対して依頼をする、というのが最も効果的な方法となるでしょう。
このような場合に頼ることができる業者としては、その金庫を製造している業者と、鍵屋があります。このどちらを使用するのが良いのか、ということについては、時間に余裕があるかどうかによって違いがあります。
時間に余裕があるのであれば、メーカーに依頼したほうがメリットは大きくなります。費用が比較的安く済むということに加えて、しっかりとしたサポートを期待することができるためです。しかし、すぐにでも開けたい、時間がないという場合については鍵屋を頼る方法ももちろんあります。ただし、鍵屋にも様々な種類のものかあるため、時ような対処法をしてくれるのかについては細かく質問をして、安全な方法であることを確認しておく必要があるでしょう。
まとめ
それでは最後に、金庫を開ける事ができない場合のポイントについてまとめを紹介します。金庫を開ける事ができない状態になっている場合、その多くは自分で簡単な対処を行うことで開けることができます。しかし、状態によってはそのような方法で解錠することができないケースというのも存在しています。
そのような場合については、自力で工具などを使用して破壊しようとするのではなく、メーカーや鍵屋を頼るのが良いでしょう。その方が安全に対応を行うことができるためです。
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