千葉県千葉市の住宅のドア修理事例

鍵にはいくつかの種類があり、特徴ごとに名前がつけられています。
ピンシリンダー錠は最もよく見るタイプの鍵で、内側のピンに鍵の凹凸がぴったりはまり込むことで開錠します。この内側のピンの数が増えれば増えるほど、防犯に強くなります。

ディスクシリンダー錠はピンシリンダーのものよりもピンの数が多く、そのためピッキングに強いという特徴のある鍵です。防犯性が不安、という方は、このディスクシリンダー錠のなかでもピンの数が多いものを選ぶと、防犯性がぐっと上がります。

ロータリーディスクシリンダー錠は、ピンシリンダーやディスクシリンダーとは違い、ロッキングバーという部品が動いて鍵が開く仕組みになっています。ディスクシリンダー錠よりも防犯性が高いという特徴がある一方で、鍵の構造が複雑なため合い鍵が作りにくい、という特徴もありますので、鍵の紛失には注意が必要です。
今回は防犯性は高めたいが使用感はあまり変えたくないとのことでしたので、ディスクシリンダー錠の中から新しい鍵を選んで取り付けさせていただきました。

鍵のトラブルを未然に防ぐためには、定期的に鍵の掃除やメンテナンスをしておくことがおすすめです。
鍵は家を建てたときや取り付けたときから特に何もしていない、という方は多いのではないでしょうか。実は、鍵も経年劣化によるトラブルが多く、適切なメンテナンスを日ごろからすることで急に起きるトラブルをある程度防ぐことが可能です。

まず、数か月に一度で良いので、鍵穴を掃除機で吸って掃除をしてあげてください。鍵穴の中にはゴミやほこりが溜まることがあり、これが鍵内部の部品に引っかかると、鍵が開かない、回らない、といったトラブルの原因になります。
次に、鍵に滑りを良くするための機械油を差してあげてください。あまり多く入れすぎると中で劣化して固まってしまうこともありますので、鍵穴にほんの少し入れるだけで大丈夫です。

鍵が開かない、動かないというトラブルの原因の多くは、鍵穴の中にあるパーツの不具合です。ピンが折れてしまっていたり、中のパーツがうまく動かなかったりすると、鍵がうまく噛み合わなくなって動作不良を引き起こします。
このような内部のパーツは、滑りが悪くなると段々と摩擦で劣化していきます。そして、ある日突然鍵が故障してしまうのです。

日ごろからメンテナンスを意識的に行っておくだけで、突然鍵が開かなくなるというトラブルは未然に防ぐことができるようになります。また、鍵の不調や故障に気づきやすくなる、というメリットもあります。
大切な家を守る鍵だからこそ、日ごろからきちんとメンテナンスをしてあげるのが大切です。