【おすすめ】玄関のドアノブを最新の物に交換!前もって準備することとは?
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外出先から自宅に帰ってきて、玄関の鍵を開け、いざドアを開けようとしたら、ドアノブの調子が悪くて開けられない! そんな状況に出くわしたら、焦りますよね。自宅に家族がいれば、内側から開けてくれるかもしれませんが、もし一人暮らしだったり、家族が出払っているとしたら、閉め出されてしまうかもしれません。
そんな状況に陥らないように、少しでもドアノブの不調に気づいたら、早めに対応することをおすすめします。ここでは玄関ドアのドアノブの調子が悪い時の対処法についてご紹介します。
ドアノブのパーツと名称
まずは予備知識として、ドアノブまわりの各パーツの役割と名称について知っておきましょう。これを知っておくと、ご自身で修理や交換を行う際にも、専門業者さんに修理等を依頼する際にも役立つはずです。
●ドアノブ:そもそもドアノブとは何か。ドアノブとはドアを開閉する際の把手部分をいいます。
●ラッチボルト:ドアの側面に付いており、ドアノブの操作に応じて、出たり入ったりする、先端が三角形の金属パーツです。風などでドアが勝手に開いてしまうことを防ぎます。
●デッドボルト:ラッチボルト同様にドアの側面に付いており、施錠時にドアから突き出て、かんぬきの役割を担い、解錠時にはドア側に格納されるパーツです。
●サムターン:ドアの室内側に付いている、施解錠を行うパーツです。ツマミを横にすると鍵がかかり、縦にすると解錠するのが一般的です。
●座金:ドアノブとドアの間に入るパーツで、ドアノブが必要以上に回るのを防ぐ役割があります。固定リングとも呼ばれます。
●丸座:ドアノブとドアの間にあり、座金のカバーになるパーツです。
ドアノブの種類
次に玄関ドアによく使用されているドアノブの種類についてご紹介しましょう。皆さんのご自宅の玄関はどのタイプのドアノブでしょうか?
丸型タイプ
「ドアノブ」と聞いて、真っ先に思い浮かぶのが丸型タイプのドアノブではないでしょうか。文字通りの丸みを帯びたドアノブで、ノブを回すことでドアを開閉します。ひと昔前までは日本家屋の玄関のドアノブといえば、この丸型タイプが主流でしたが、近年はいろいろなタイプのドアノブが登場し、新築住宅の玄関に使用される機会は減りつつあるようです。とはいえ、トイレ等の室内ドアでは今でもよく見かけるのではないでしょうか。
丸型タイプのドアノブは、錠前によってさらにいくつかの種類に分かれます。大別すると、ドアノブと錠前が一帯になっていてドアノブの中心に鍵穴やプッシュボタンがあるタイプ、そして、ドアノブと錠前がそれぞれ別々になっているタイプがあります。前者には、ラッチボルトを固定することで施錠する「チューブラ錠」と「円筒錠」、ラッチボルトのほかにデッドボルトを備えた「インテグラル錠」などがあります。
レバーハンドルタイプ
近年の玄関によく見られるのが、レバーハンドルタイプです。ドアノブ部分に軽く体重をかけてレバーを下に落とすだけで、簡単にドアを開閉ができます。丸型タイプのようにドアノブをひねる動作が必要ないので、握力の弱くなった高齢者などにも開閉しやすく、ユニバーサルデザインとして普及しています。
サムラッチタイプ
把手の上に小さなバー状のパーツが付いており、それを親指で押し下げることで、ドアが開くタイプのドアノブです。ひと昔前の住宅の玄関ドアにはよく使用されていました。把手のデザインに豪華な装飾を施すことが多かったため、「装飾錠」とも呼ばれています。
プッシュプルタイプ
大きめのハンドルが付いており、室内から屋外に出る時はハンドルをプッシュし、屋外から室内に入る時はハンドルをプルする(引く)ことで、ドアを開閉します。すっきりとしたスタイリッシュなデザインで、最近のマンションの部屋の玄関ドアなどによく使用されています。ハンドルの上下に鍵穴を設置していることが多いため、防犯性にも優れています。主なドアノブの種類をご紹介しました。
「2.1 丸型タイプ」と「2.2 レバーハンドルタイプ」は構造が比較的単純であり、一方の「2.3 サムラッチタイプ」と「2.4 プッシュプルタイプ」は構造が複雑になっています。そのため、ドアノブの修理や交換が必要になった際、前者はご自身で対応できる可能性がありますが、後者の場合は専門業者さんに依頼したほうが無難です。
ドアノブのよくあるトラブルと対処法
次にドアノブに起こりがちなトラブルについてご紹介します。一般的にドアノブの不調は突然起きることは少なく、使っているうちに徐々に調子が悪くなるというケースがほとんどです。その原因の大半は、長年使用したことによる経年劣化です。特に玄関ドアは使用頻度が高いため、ドアノブへの負荷が日々蓄積していき、次第に部品が劣化していってしまいます。ですので、新しいドアノブに交換することで、大抵のトラブルは解決することができます。
ドアノブがぐらぐらする
ドアを開閉しようとすると、ドアノブがぐらぐらする。そのまま放置していると、ドアがまったく開かなくなってしまうことがあるので、早めの対応が必要です。
ドアノブがぐらつく場合、まず疑われる原因がネジの緩みです。ドアノブを一旦取り外し、内部のネジをドライバーで締め直してみましょう。それだけで症状が改善できることがあります。
しかし、ネジが緩んだまま締まらない、一旦は直ったもののすぐにまたぐらつき始めたなど、症状が改善されない場合は、部品が破損または劣化していることが濃厚です。その場合は、劣化した部品を交換するか、ドアノブ全体を交換する必要があります。
ドアノブの動きが鈍い
たとえば、丸型タイプのドアノブが回りにくい、レバーハンドルタイプのドアレバーが下がったまま戻らないなど、ドアノブがスムーズに作動しない場合、ドアノブ内部の潤滑油の消耗が原因かもしれません。ドアノブを一旦取り外し、内部に潤滑油や潤滑剤を塗布してみましょう。ただし、錠前部分に使用する場合は、鍵専用の潤滑剤を使用するようにしてください。
潤滑剤を塗布してもドアノブがスムーズに動かない場合は、部品の故障や劣化、錆びつきなどが考えられますので、部品を交換もしくはドアノブ全体の交換をおすすめします。
ドアノブが空回りする
ドアノブを回したり、押したりしても空回りしてしまう場合は、部品が故障あるいは劣化していることが有力です。兆候を感じたら、早めにドアノブ全体を交換することをおすすめします。
ドアの閉まりが悪い
ドアを閉めようとしても半開きになったり、少し力を入れて押すだけでドアが開いてしまうような場合は、ラッチボルトの故障・劣化が原因と考えられます。ドアのパーツのなかで最も劣化しやすいのが、このラッチボルトです。特にラッチボルトが完全にドア側に格納されていないのに、力任せにドアを開けたりしていると、ラッチボルトはすぐに劣化・故障してしまいます。
ラッチボルトが原因である場合、ラッチボルト単体の交換が可能ですので、同サイズのラッチボルトを購入して交換するようにしてください。ドアはきちんと閉まるようになるはずです。
ドアノブの取り外し方
ドアノブの調子が悪くなった場合、まず行うのはドアノブの取り外しです。故障箇所を確認するにしても、内部のネジを締め直すにしても、部品やドアノブ全体を交換するにしても、まずはドアノブを外す必要があります。ここではドアノブを外す手順についてご説明します。
ドアノブを外す前の準備
【用意するもの】
ドアノブを取り外す際に用意しておくと便利な道具は次の通りです。
●プラスドライバー
●マイナスドライバー
●千枚通し
【ドアを開けておくには】
ドアノブを取り外す際は、ドアを開けた状態で行います。もしドアノブの不調でドアが開かないようなら、以下の方法でラッチボルトを開けてから、作業を行いましょう。
最近は持っている人が少ないかもしれませんが、テレホンカードのような薄くて丈夫なカード状のをものを用意してください。お子様の下敷きや、しっかりした紙質の名刺でもいいかもしれません。それを室内側からドアノブのすぐ横のドアと枠の隙間に差し込んでみてください。カードがラッチボルトを押すことで、ドアを開けることができるはずです。一度でうまくいかなくても、何度か行って、カードでラッチをドア側に押し込むようにしましょう。この方法は、ドアノブが故障してドアが開かなくなった時にも使えますので、覚えておくといいでしょう。
ただし、ラッチボルト自体の不具合でドアが開かない場合は、室内側から対処するのは困難です。専門の修理業者さんを呼ぶか、外にいるご家族や知人などに頼んで、屋外からドアノブを取り外し、ドアを開けてもらうことが必要になります。
ドアノブを取り外す手順
道具を用意して、ドアが開いた状態にしたら、いよいよドアノブを取り外していきます。その手順は以下の通りです。
(1)室内側のドアノブを取り外す
まずは室内側のドアノブを取り外します。ドアノブやドアレバーの側面にネジがある場合は、ドライバーでのネジを取り外すことで、簡単に取り外すことができます。丸型タイプでネジが見当たらない場合は、ドアノブの側面に小さな穴があるので、そこに千枚通しを差し込み、ドアノブを引き抜くようにして取り外してください。
(2)丸座を取り外す
ドアノブを取り外すと現れるのが、丸座と呼ばれる円状の金属パーツです。ネジで固定されていれば、ドライバーで取り外してください。ネジが見当たらない場合は、丸座の側面に切り込みのような箇所がありますので、そこにマイナスドライバーの先端を差し込み、テコの原理を使って取り外してください。
なお、玄関ドアによっては丸座がないタイプもあります。
(3)座金を取り外す
次に現れるのが、座金(固定リング)です。座金はネジで固定されていますので、ドライバーを使って取り外しましょう。
(4)屋外側のドアノブを取り外す
室内側で座金まで取り外したら、屋外側のドアノブを引き抜いてください。固定されているものはすでに取り外しているので、簡単に引き抜けます。
(5)ラッチボルトを取り外す
ラッチボルトとそれが収納されているケースを取り外します。ドア側面にネジがあれば、まずはそれを取り外します。ドアノブを取り外した穴から、ケース部分を外に押し出すようにすれば、ケースごと簡単に取り外せます。これでドアノブの取り外しは完了です。
ドアノブを取り外したら、それぞれのパーツを確認し、ネジの緩みやパーツの劣化・故障などを確認してみましょう。たとえば、ラッチボルトの交換だけで済みそうであれば、取り外したラッチボルトを持ってホームセンター等に行き、同じサイズのものを買ってくればOKです。
ドアノブの交換方法
ドアノブの不調は、ほとんどの場合、新しいドアノブに交換することで解決できます。新しいドアノブに交換する方法は、基本的に上記「④ドアノブの取り外し方」でご紹介した手順を逆の順番で行うことで対応できます。
ただし、新しく購入するドアノブはどんなものでも交換可能なわけではなく、現状のドアノブとサイズの合うものを選ぶ必要があります。その際、必要なサイズは以下の通りです。
●ドアの厚さ
●バックセット(ドアの端からドアノブの中心までの距離)
●フロント(ドア側面のラッチボルトが付いている金属板)の縦と横
●フロントを留めている上下2つのネジの間隔
上記のサイズを計測し、メモしておきましょう。ホームセンターやインターネット通販で販売されているドアノブには、これらのサイズが明記されていますので、合ったものを購入すれば、問題なく交換できるはずです。
また、サイズが合っていれば、丸型タイプのドアノブからレバーハンドルタイプに交換することも可能です。この機会に、使いやすいもドアノブや好みのデザインのドアノブに取り替えてみてはいかがでしょうか。なお、交換作業の際は、ネジ等はまずは軽く締めるだけの仮留めにして、一度すべてのパーツを取り付けてみることをおすすめします。その状態で正常に作動するかを確かめてから、各パーツを再度取り外して、しっかりネジ留めしていきましょう。面倒に感じるか もしれませんが、しっかりネジ留めしたあとに、ミス等が発覚してやり直すことになると、より厄介なことになってしまうことがあります。
最後に
ドアノブの不調は、多くの場合が内部の劣化や故障によるものです。そのため、新しいドアノブに交換すれば、大抵の不具合は解決することができます。特に丸型タイプやレバーハンドルタイプのドアノブは構造が比較的単純なので、ご自身でも作業できる可能性が高いです。
しかしながら、そうした作業に自信がない場合や、どういうドアノブに交換したらいいかがわからない場合、そして、構造が複雑なサムラッチタイプやブッシュプルタイプのドアノブの交換の場合は、専門の修理業者さんに相談することをおすすめします。ご自身で行うのに比べると多少費用はかかりますが、安心して確実に作業を進めてもらえるはずです。
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