【車の窃盗・車上荒らし】狙われやすい車ランキングや防犯対策の6つのポイントを紹介!
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年々件数は減ってきているものの、まだまだ油断できない「車上荒らし」「車の盗難」といった車を狙った犯罪。「うちの車は古いから」「うちの車は安いから」と油断していると、思わぬ被害を招くかもしれません。ある日突然「車の中の物が消えた!?」「車がなくなっている!」となる前に、今回の特集記事では犯罪から車を守るための方法をお教えいたします。被害に遭う車に年式や値段は関係ありません。被害に遭うか遭わないかを分けるポイントは、防犯対策をしているか、いないかです。
犯罪者に狙われやすい車ランキング
犯罪から車を守る6つの対策方法をお教えする前に、まずは犯罪に狙われやすい車をランキング形式でお教えいたします。車上荒らしや盗難は、無差別に行われている訳ではありません。車上荒らしに遭う車・盗難に遭う車には、犯罪者に好まれている理由があります。ここではその理由も合わせてご紹介いたします。
車上荒らしに遭いやすい車ワースト10
2012年11月 日本損害保険協会調べ
1位 プリウス(TOYOTA):被害台数171台
国内で人気の高いTOYOTAプリウス。世に出回っている台数が多いこともあり、自然と車上荒らしの被害も多くなっているようです。それによりプリウスは、車上荒らし被害台数3年連続ワースト1という嬉しくない記録を持っています。
ですが、それだけがプリウスを車上荒らしに遭いやすい車ワースト1にしている理由ではありません。
プリウスが狙われる理由
プリウスについている三角窓が原因の一つにあるようです。車上荒らしの大半は、車のガラスを割ることで車内に侵入します。プリウスに侵入する際はフロント部分にある三角窓のガラスを割るのですが、小さいガラスなため周囲に響く音を抑える形になってしまいます。
また、小さな窓なので犯行が目立ち難いこともあげられます。
この二つの点からプリウスは、犯罪者にとって嬉しい車となってしまっています。プリウスのみを狙うプロの車上荒らし集団もあるほどに、プリウスは一般人気と共に犯罪者人気も高い車となっています。
2位ヴォクシー(TOYOTA):被害台数76台
プリウスと同じく三角窓付きのTOYOTAヴォクシーも、車上荒らしの被害に遭っています。プリウスに続き、車上荒らし被害台数3年連続2位というワースト記録を更新しています。
3位エスティマ(TOYOTA):被害台数61台
前年度、前々年度までは被害台数5位に留まっていたエスティマ。ですが2012年に3位に順位を上げました。エスティマにも三角窓が付いているので要注意です。
4位ワゴンR(SUZUKI):被害台数50台
前年度第3位のSUZUKIワゴンRもランクイン。
5位ウィッシュ(TOYOTA):被害台数47台
前年度4位のTOYOTAウィッシュもランクイン。
6位ノア(TOYOTA):被害台数45台
7位クラウン(TOYOTA):被害台数42台
7位ハイエース(TOYOTA):被害台数42台
9位フィット(HONDA):被害台数36台
10位カローラ(TOYOTA):被害台数35台
このランキングをみて分かるとおり、被害に遭うメーカーの7割がTOYOTA社製。車のタイプはミニバンが上位の半数以上を占めています。これには理由があります。
TOYOTA社製品が狙われる理由に考えられることは、TOYOTA社の車上荒らしに対する感心の薄さが挙げられるでしょう。TOYOTAの場合、高額オプションでなければアラームシステムなどの防犯対策装置が搭載されないことがほとんどです。よって防犯を気にしない購入者や費用を抑えたがる購入者の車には、防犯装置が付けられることはほぼありません。これにより、自然と防犯対策をしていないTOYOTA車が世に出回ってしまう形になっています。
ミニバンが狙われる理由としては、ファミリーカーとしての利用が多いことが挙げられます。ファミリーカーとして利用される車には、荷物が放置されたままになっていることが多いことが一因です。特に子供のいる車は、ゲーム機などが車内に残されていることが多く、これが車上荒らしの被害を呼ぶ原因となっています。
盗まれやすい物ランキング
2012年11月 日本損害保険協会調べ
1位カーナビ:被害台数662台
意外にも車上荒らしの被害で最も多いのは、カーナビの盗難です。カーナビ自体が高額であることと、最近の車であればどれにでも付いていることが要因と考えられます。ポータブルはもちろん、オプションや標準で車に搭載されているカーナビも、強引にもぎとられるという被害が発生しています。
2位バッグ類:被害台数228台
車に残したままのバッグ類が盗まれているようです。これは所有者の防犯意識の薄さが原因と言えるでしょう。
3位タイヤホイール:被害台数198台
転売目的でタイヤ・ホイールが盗まれています。これは防犯対策がされていることがあまりないためでしょう。
4位外装品:被害台数168台
バンパーやミラー、トランクスポイラーも盗難被害にあっています。またいたずらかもしれませんが、ワイパーを盗む窃盗犯もいるようです。
5位金銭・カード:被害台数139台
財布に入っていたお金や、ダッシュボードに入れていた小銭などが被害に遭っているようです。また、抜き忘れたETCカードの被害もみられるようです。
平均被害額は18,8万円。
バックや金銭ではなく、意外にもカーナビがランキング首位を獲得。これは2012年度だけではなく、4年連続の一位です。カーナビは高価であり、盗難対策をしている車が少ないことが原因でしょう。タイヤ・ホイールや外装品が上位なのもカーナビと同じく、盗難対策がをされていないためと言えます。
盗難に遭いやすい車ワースト10
2012年11月 日本損害保険協会調べ
1位ハイエース(TOYOTA):被害台数67台
機能面や所要人数の観点から、お父さん世代や一部の若者に人気のTOYOTAハイエース。5年連続盗難に遭いやすい車ワースト1という痛々しい記録を持っています。
イモビライザーが全車標準搭載される2012年までは、防犯装置の搭載されていない車も多かったハイエース。それにより防犯性の低い車が多く出回っていたため5年連続1位の記録を作っていたようです。
ハイエースが狙われる理由
ハイエースが狙われる理由は、海外人気が挙げられるでしょう。車の盗難の場合、ほとんどの犯行が輸出目的で行われます。海外でのハイエースは、バスとして使用されたり運搬用に使われていたりします。
また日本では考えられませんが、兵器による攻撃にも耐えてしまう耐久性が魅力的なようです。海外でのハイエース人気に年式は関係なく、1989年に登場した4代目ハイエースでも数十万円で取引されています。
3位クラウン(TOYOTA):被害台数53台
前々年度第5位、前年度第4位のTOYOTAクラウンが、2ランクあげてのワースト2位。ハイエースとは違い、国内人気と高級車という観点から盗難に遭う被害も多いようです。
3位セルシオ(TOYOTA):被害台数33台
前年度前々年度2位のTOYOTAセルシオが、ワンランク下げてのワースト3位。国内での人気が高く、また生産が終了してしまっているために狙われているようです。
4位プリウス(TOYOTA):被害台数25台
前年度第5位のプリウスも1ランク挙げてのランクイン。
5位ランドクルーザー(TOYOTA):被害台数47台
前年度代3位のランドクルーザーもランクイン。
6位 フォワード いすゞ 被害台数13台
7位ヒノレンジャー 日野自動車 被害台数12台
7位キャンター 三菱ふそう 被害台数11台
9位マークX TOYOTA 被害台数11台
10位ワゴンR SUZUKI 被害台数11台
ランキングを見て分かるように、TOYOTA社製の車が上位を独占しています。これは上記で紹介したように、TOYOTAの防犯意識の薄さに関係していると思われます。また、輸出目的で犯行が行われることが多いので、年式の古いものや国内人気の低いものでも盗難被害に遭ってしまうようです。車の盗難といえば高級車を連想しがちですが、意外にも高級車の数は少なくなっています。売れる車がランクインするようです。
イモビライザー付きキーも要注意
電子照合の鍵であるイモビライザーは、車の盗難対策として高い信頼を得ています。ですがイモビカッターの登場により、それも揺ぎ無いものではなくなってきています。イモビカッターとは、イモビライザーの電子ロックを解除し、開けてしまう道具です。さらに車に搭載されているコンピューターを誤認識させ、正規の鍵ではない鍵でもエンジンがかかるようにさせてしまいます。
以上で犯罪者に好まれる車のメーカー・車種がお分かりいただけたと思います。このランキングを見ていただければ、自分の車は安全なのか・犯罪に狙われやすいのか否かを確認することができるでしょう。車の新規購入や買い替えを考えている方は参考にしてください。
車を狙う犯罪の手口
次に車を狙う犯罪の手口をお教えいたします。車上荒らしや車の盗難には、共通した手口が存在しています。ここでは車を狙う犯罪の「発生場所」「時間帯」そして「手口」をご紹介していきます。車上荒らしや車を盗む犯罪者の習性を知ることで、対抗策が見えてきます。
車上荒らしの手口
2012年11月 日本損害保険協会調べ
車上荒らしの発生時間帯
- 深夜~朝(22時~9時)
- 日中(9時~17時)
- 夜間(17時~22時)
- 不明
1位 深夜~朝(22時~9時) 978件 57.3%
車上荒らしの約半分強の犯行が深夜帯に行われています。夜間帯を合わせると、6割以上が暗くなった時間帯に行われています。これは人目を気にするという犯罪者の習性に関係しています。これは犯罪者が、日中など犯行が目立ってしまう時間帯を避ける傾向にあるからです。
2位 日中(9時~17時) 320件 18.8%
3位 夜間(17時~22時) 167件 14.1%
車上荒らしの発生場所
- 自宅
- 契約駐車場
- その他
- コンビニ駐車場
- 通勤先駐車場
- 路上
1位 自宅(屋外・屋内(2.6%)) 625件 36.6%
車上荒らしの36.5%、全体の約1/3が自宅に駐車されている車を狙っています。またその約9割が屋外で犯行が行われています。自宅駐車場ということで安心し、財布や鞄を車内に入れたまま放置してしまう人が多く、それが自宅での犯行の多さに繋がっているようです。
2位 契約駐車場(屋外・屋内(1.4%)) 583件 14.1%
3位 その他 307件 18%
盗みの手口
車上荒らしは、ガラスを割ることで内側から鍵を開け、車内へ侵入することが多くの手口です。犯行が目立ち難いため、三角窓を割られる場合が多くなっています。その他ドアガラスやフロントガラス、リアガラスが狙われることもあります。
また鍵穴のピッキングやこじ開けなどの方法もあります。ですが、車の鍵の防犯性の向上や、犯行が目立ってしまうといった観点から、この二つの出口は年々減りつつあります。
人のいない時間帯の駐車場に侵入し、ガラスを割ることで中へ侵入。カーナビなどを奪います。 また、金目の物を狙う車上荒らしは、レジャー施設など人の集まるところの駐車場を狙う傾向があります。
稀な例 - 薄暗い駐車場で
人気のなく暗い駐車場に駐車したところ、突然男が乗り込み金品を要求するという事件もありました。時刻は22時過ぎ、人気のない駐車場ということで、車上荒らしの好む条件を満たしている駐車場でした。
これは車上荒らしというよりは強盗に近い犯行ですが、中にはこういった行動を起こす犯罪者もいます。
車盗難の手口
2012年11月 日本損害保険協会調べ
車盗難の発生時間帯
- 深夜~朝(22時~9時)
- 日中(9時~17時)
- 夜間(17時~22時)
- 不明
車上荒らしと同じく車の盗難も深夜帯に行われることが多く、夜間を含めると約8割が暗い時間帯に行われます。これも犯行が目立ってしまうことを恐れる犯罪者からの習性による統計結果です。
車上荒らしの発生場所
- 自宅
- 契約駐車場
- その他
- コンビニ駐車場
- 通勤先駐車場
- 路上
車の盗難の近くが屋外契約駐車場で行われます。これは犯行の目的が盗難にあることが理由に考えられます。自宅駐車場とは違い、契約駐車場は人目に触れることがあまりないことも原因でしょう。
盗難の手口
車の盗難の主な手口は、ガラスを破ることで車の中に侵入し、車を盗んでいきます。他にも、鍵穴をピッキングや破壊により開けて盗んでいく場合や、窓の隙間に針金などを入れてあけてしまう場合もあります。
鍵がなければエンジンがかからないのが車。ですが鍵のない車でも、配線を直結させてエンジンをかける方法があります。イモビライザーの搭載された車であれば、イモビカッターを使いエンジンをかけてしまう方法があります。
また、車が赤信号で止まったところに車で追突し、驚き出てきた運転手の隙を付いて車を盗んでいく場合もあります。これはセキュリティの高い高級車や外国車が多く狙われる手口で、エンジンがかかったまま車内から出てくる運転手を狙う犯行です。
その他レッカー車を使い、車を盗んでいく犯罪グループも存在します。
盗んだ車はそのまま売られることもありますが、解体して部品を輸出するために盗まれることもあります。なので多少の破損は厭わず、車を壊してでも盗んでいく犯罪者は後を絶ちません。
鍵をしっかりかけている、鍵が車の中にないからといって油断はできません。
最後に、車を犯罪者から守る6つの対策方法をお教えいたします。いつ襲ってくるか分からない車上荒らし・盗難という犯罪から、大事な愛車を守りましょう。お金をかけずに簡単に、すぐに行える方法なのでぜひとも実践してみてください。
車上荒らし・車の盗難対策
その1 車内に物を置かない
車上荒らしに有効
車から出るとき、車を駐車するときは必ず車内は空にしておきましょう。鞄などの物が置いてあると、車上荒らしに狙われる原因となってしまいます。外出時であれ自宅駐車場であれ、車を離れるときには車内に物を放置しないよう注意してください。車内に物がなければ、車内の物品を狙う車上荒らしは、車を襲わなくなります。
その2 見えないところは見えるように
車上荒らしに有効
車を離れるとき、コンソールボックスやダッシュボードは開けておくようにしましょう。コンソールボックスやダッシュボードを、小銭入れとして使用している人は少なくありません。それを狙った車上荒らしが車を襲うことがあります。
そこで中身が外から見えるようにします。こうして車上荒らしに中身が何もないことをアピールしましょう。
その3 明るく、人通りの多い場所に駐車を
車上荒らし・車の盗難に有効
車上荒らしや車の盗難を行う犯罪者は、人の目を気にします。なので車を駐車する際は、明るく人通りの多いところを選びましょう。外出時の駐車先はもちろん、契約駐車場もしっかりと選ぶ必要があります。立体駐車場などの薄暗いことが多く、人の目が届かない場所への駐車はなるべく避けるようにしましょう。
その4 窓は完全に閉める
車上荒らし・車の盗難に有効
特に夏場など、換気のために少しだけドアの窓を開けている車が多くあります。これは窓の隙間から工具を差し込まれ、鍵を開けられてしまう結果を招くことがあります。車を離れるときは必ず、全ての窓をしっかり閉めるようにしましょう。ペットや子供がいるからと、少しだけ窓を開けて出て行く人もいます。こういう場合はペットや子供は車に残さないようにしましょう。熱中症などの別の危険も回避することができます。
その5 離れるときは必ずドアロックをする
車上荒らし・車の盗難に有効
コンビニやスーパー、トイレなど、すぐに車へ戻ってくる用事だからといってドアの鍵を閉めない人がいます。少しの間だから大丈夫だろうと思っていても、犯罪者はその小さな隙を見逃しません。車を離れるときは、どんな短い間でも鍵をかけるようにしましょう。
その6 エンジンキーは必ず抜いて
車の盗難に有効
車の鍵を閉めたからと安心して、エンジンキーは抜かずに車を離れてしまう人が多くいます。これは盗難に遭う原因を作っていることと同じです。車を離れるときは必ずエンジンキーを抜きましょう。プッシュスタート式などエンジンをかけるために鍵を必要としない車でも、車を出るときはエンジンを切るようにしてください。
簡単すぎる、当たり前のことを紹介しました。ですがこれを怠っている人は多く、それによって車上荒らしや盗難被害にあっている人が現実に多くいます。小さな心がけと行動が大事な愛車や財産を守ることに繋がるので、面倒がらずにぜひ実践してください。
車を守る防犯グッズ
タイヤロック
タイヤ・ホイールの盗難・車の盗難に有効
タイヤロックは、車の盗難を防ぐ優れものです。タイヤロックが取り付けられたままでは、車を動かすことができません。また強引に取り外すにも頑丈で時間がかかります。犯罪者は犯行に時間がかかることを嫌います。見た目にも防犯対策がされていることが分かるので、抑止力にもなります。またタイヤに取り付けられているので、タイヤやホイールの盗難にも有効です。
盗難車追跡システム
車上荒らし・車の盗難に有効
盗難車追跡システムは、車が盗難にあった際に車の現在位置を特定、追跡するシステムです。GPSにより盗まれた車の現在地を確認することや、通ったルートを確認することができます。また盗難されたことを携帯電話などに通知することもできます。
カーアラーム
車上荒らし・車の盗難に有効
カーアラームは、車への衝撃や傾きを感知し、警報音や警報ライトを発する装置です。車上荒らしや盗難犯が車に触れたり、衝撃を与えることによってカーアラームが作動。光や警報音によって犯罪者を威嚇します。大きな音や目立つことを嫌う犯罪者は、これにより車を襲うことを諦めます。
防犯フィルム
車上荒らし・車の盗難に有効
防犯フィルムは、窓ガラスに貼り付けるだけでガラスを割れにくくする効果があります。防犯フィルムの張られたガラスは、完全に貫通させるためには時間がかかります。犯行を短時間で済ませたい犯罪者を諦めさせるために防犯フィルムは有効です。
車上荒らし・車の盗難に遭わないためには、遭わないように対策をすることが重要不可欠です。車はとても効果な物です。被害に遭ってから修理をする、買い換えるでは多額の費用がかかってしまいます。被害に遭ってから後悔するのではなく、日ごろの注意と心がけを徹底しましょう。今回お教えした6つの対策方法を行えば、お金をかけずに被害を防ぐことができます。また余裕がある人、より防犯を強化したい人には防犯グッズを導入することも良いでしょう。
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