両面シリンダー

通常の鍵は外側に鍵穴があり、内側にはサムターンと呼ばれるつまみがあります。外側から鍵を開けるためには鍵を差し込んで回す必要があります。両面シリンダーとは、外側・内側ともに鍵を刺して開けるタイプの鍵穴のことです。

内側からも鍵を開け閉めするには鍵が必要になります。このように聞くと面倒で不便なように思われがちですが、使いどころがあるのです。例えば一般家庭ではご年配のご家族の方が徘徊したり、小さなお子様が勝手にドアを開けて外に出てしまうのを未然に防ぐために使われる場合があります。

工場や会社事務所などの場合、立ち入りを制限したい部分、また人の出入りを厳重に管理したい共用部の出入り口に付けられることもあります。毎回、鍵での施錠開錠が必要になるので実際に面倒ではありますが、ご家族様の生命や企業様の大切な財産を守るという意味合いでは絶大な効力を発揮するシリンダーといえます。

現在お使いの鍵を両面シリンダーに変えるためには、まずは錠前の種類を調べる必要があります。錠前に応じて取付け可能な両面シリンダーが限られるためです。錠前の規格を調べるためには、ドア側面部に埋め込まれている金属プレート部分にアルファベットなどの刻印がされている場合が多いので、ここをよく見てください。お問い合わせの際に錠前の規格などをお伝えいただけると、それに見合った両面シリンダーをご提案させていただきます。ぜひご相談ください。

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