室内ドア・扉に後付けで鍵・ドアノブを取り付ける方法を解説!部屋のリノベーション

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自宅のドアで鍵が付いているのは、どこのドアですか? 防犯のために玄関や勝手口、プライバシー保持のために浴室やトイレには、それぞれ鍵が付いていると思います。そんななか、日常生活を送っていると、これら以外の室内のドアにも鍵があったらいいのに、と思ったことがあるのではないでしょうか? ペットを飼っていたり、家族が大勢だったり、第三者と同居していたり・・・。ここでは室内ドアに後付けで鍵を取り付けたい場合の方法や鍵の種類などについてご紹介していきます。

室内ドアに鍵を取り付けたい理由

室内ドアに鍵を取り付けたい理由

もともと鍵の付いていなかった室内ドアに後付けで鍵を取り付ける理由としては、以下のようなケースが一般的です。

◎ペットの自由な移動を制限

ペットの自由な移動を制限

室内でワンちゃんやネコちゃんを飼っていると、留守をしている間に、好き勝手に歩き回り、エサを求めてキッチンを荒らされてしまったとか、書斎のデスクに置いていた大切な書類をビリビリに破かれてしまったとなどの経験があるのではないでしょうか。ちゃんと部屋のドアを閉めていても、ドアノブがレバーハンドル式だったり、引き戸だったりすると、賢いワンちゃんやネコちゃんたちはすぐに開け方をマスターしてしまいます。そこで、室内ドアに鍵を取り付けて、留守中は部屋に鍵をかけ、ワンちゃんやネコちゃんたちが自由に部屋を移動するのを防ぐというわけです。

◎小さな子どもや高齢者の危険防止

小さな子どもや高齢者の危険防止

歩けるようになって間もないお子様や、認知症等で徘徊癖のあるご高齢の方がご家族におられる場合、目を離している隙に、部屋を出ていってしまうことがあります。これは大変危険です。それを防止するためにも、安心対策のために室内ドアに鍵を付け、自由な出入りを制限することがあります。

◎個人のプライバシーの確保

個人のプライバシーの確保

たとえば、シェアハウスのように他人同士で一軒の家を使っている場合、プライバシーを確保するために、部屋に鍵を取り付けたいと考えるケースがよくあります。また、家族であっても、義理の親御さんたちと一緒に住んでいたり、お子様が中学生や高校生などある程度大きくなってくると、自分の部屋や寝室などにドアに鍵を取り付けたいと思うようになるものです。また、年頃の女性がおられる場合、自室以外でも浴室の脱衣所などに鍵を取り付けたいというケースもあります。

◎防犯のさらなる強化

防犯のさらなる強化

貴重品や大金を保管している、自宅で仕事をされていて重要な書類などを扱っている、大切なコレクションを保管しているなど、第三者はもちろん、ご家族にも自由に出入りしてほしくない部屋がある場合、その部屋に鍵を取り付けたいというケースがあります。部屋に鍵がかかっていれば、玄関や勝手口などの戸締まりに加えて、セキュリティをより強化することができます。また、鍵を取り付けることによって、ご家族や同居人、訪れたゲストなどにあらぬ疑いをかけることもなく、お互いに安心感が生まれます。

用途・目的に合った鍵をチョイス

用途・目的に合った鍵をチョイス

上記では室内ドアに鍵を後付けしたい理由の代表的なものを挙げてみましたが、鍵を取り付ける上では用途や目的を明確にしておくことが大切です。鍵にはたくさんの種類がありますし、取り付け方も簡易な方法から本格的な方法まであるので、用途や目的を明確にしておかないと、手間や費用が余計にかかってしまったり、鍵を取り付けたことによって日常生活が不便になってしまうことがあります。
たとえば、ペットの出入りを防ぐことが目的であれば、ペットの手足ではコントロールでしにくい、たとえばツマミをひねるようなタイプの簡易的な鍵で十分に対応できます。その一方で、徘徊癖のあるご高齢の方の安心対策の場合は、簡易な鍵では開けられてしまう可能性があるため、鍵や暗証番号を使って開閉するものがいいかもしれません。また、第三者と一緒に同居している場合は、内側からも外側からも鍵がかけられるタイプがいいでしょう。とはいえ、内側からも外側からも施解錠できるようにと、鍵と錠前のセットの鍵を取り付けた場合、つねに室内ドア用の鍵も玄関鍵同様に持ち歩かなくてはならなかったり、鍵を紛失してしまうリスクがあることも考慮しておきましょう。また、鍵を取り付けたことによって、緊急時に鍵のかかった部屋に簡単には入れなくなるというリスクが生じることも頭に入れておきましょう。
このように目的と用途によって選ぶべき鍵が変わってきますし、ドアのタイプによっても取り付け可能な鍵タイプが変わってきます。また、鍵の取り付け方についても、簡単に取り外しができるものにするのか、ドアノブを取り替えるのか、ドアに穴を空けるのか、ご自身で取り付けるのか、専門業者に依頼するのかなど、前もって検討しておくすべき項目がいろいろあるので、一度整理してみるといいでしょう。

【室内鍵を後付けする際の検討ポイント】

●室内鍵を取り付ける用途・目的は?●室内鍵を取り付けたいドアは、どんなドア?
・内開きの開き戸 ・外開きの開き戸 ・引き戸 など●施錠したいのは?
・室内から施解錠 ・室外から施解錠 ・どちらからも施解錠 など●ドアの施工は?
・新規部品の取り付けの可否 ・穴空けの可否 ・ドアノブ交換の可否など●取り付け工事は誰が行う?
・自分自身または家族 ・専門業者(鍵の専門業者、リフォーム業者など)

主な室内鍵の種類と取り付け方法

主な室内鍵の種類と取り付け方法

室内ドアに鍵を取り付けようと思っても、鍵の種類はとても多く、何を取り付けたらいいのか、わからない人も多いのではないでしょうか。ここでは、室内鍵によく使用される、主な鍵の種類についてご紹介します。

◎簡易補助錠

まずご紹介したいのが、ホームセンター等で販売されている簡易補助錠です。1,000円〜5,000円くらいと安価で買うことができ、どなたでも簡単に施工でき、しかも不要になったら取り外すこともできるというメリットがあります。ドアに穴を空けたりする必要がないので、賃貸住宅の室内ドアにも使用できます。
簡易補助錠にもいろいろなタイプがあり、ドア側面のへこんでいる部分に引っかけて使用するもの、ドア枠に取り付けてネジで固定するもの、強力な粘着テープで取り付けるものなどがあります。粘着テープタイプは取り外すと跡が残ることがあるので、賃貸住宅には不向きです。また、ドアのタイプに応じて、内開き用・外開き用、室内から施錠するもの・室外から施錠するものなどがあります。ホームセンターやショッピングサイト等でさまざまなタイプの鍵が売られていますので、条件に合ったタイプの鍵を探してみましょう。
ただし、あくまでも簡易な錠ですので、ペットの出入りを制限したり、在室時に外側から他人が不意にドアを開けないようにするなどといった用途には十分ですが、高い防犯性を求める場合には不向きです。

◎鍵付きのドアノブに交換

ドアに穴を空けることなく、簡易補助錠よりも本格的な鍵の設置が可能なのが、現状のドアノブを鍵付きのドアノブに交換するという方法です。大抵のドアノブはドライバーで取り外すことができ、サイズが同じ鍵付きドアノブを入手できれば、ほとんどの場合、ご自身でも簡単に交換できるはずです。元に戻すことも可能なので、賃貸住宅でも許可を得やすいのではないでしょうか。
交換に必要なサイズを調べるには、現状のドアノブに刻印されているメーカー及び型番を確認し、ホームページ等で調べたり、メーカーに問い合わせるのが最も正確です。もしメーカーや型番がわからない場合は、ご自身でサイズを測ってみましょう。交換に必要なサイズは以下の通りです。

【ドアノブの取換サイズ】

●ドアの厚さ:ドアそのものの厚さを図ってください。ドアと床の間に定規を入れて測ると正確です。
●バックセット:ドアノブの中心からドアの端(開閉する側)までの距離
●フロントサイズ:ドア側面に付いている金具の縦と横の長さ
●ビスピッチ:フロント(ドア側面に付いている金具)を取り付けているビスの間隔距離

上記で測ったサイズをもとに、インターネット等でピッタリ合う鍵付きのドアノブを探しましょう。ホームセンター等に足を運ぶのであれば、取り外したドアノブを持参して、店員さんに相談してみるのもいいかもしれません。なお、鍵の付いていなかったドアノブを鍵付きに交換するにあたって、交換しやすいのが「チューブラ錠」と「円筒錠」です。これらは両者ともラッチ(ドアノブを回すと、側面から出たり入ったりする、先端が三角形の留め金用のボルト)を固定して動かなくすることで施錠を行うため、新たにドア側面に鍵専用(デッドボルト)の凹みをつくらなくていいという施工の簡易性が魅力です。また、チューブラ錠はレバーハンドルに対応したものもあり、選択の幅が広がります。
なお、どのドアノブを選べばいいかわからない、自分で上手くドアノブを外す自信がない、上手くサイズを測れるかわからないという方は、鍵の専門業者に相談されることをおすすめします。

◎固定式の後付け鍵

ドアノブはそのままにいじらず、ドアに鍵のみを取り付ける方法です。鍵(錠前)の種類はいろいろあり、たとえば、玄関鍵などでよく見かける、ドアノブの上部などに取り付け、室内側はサムターンを回して施解錠し、室外側からは鍵で施解錠するサムターンタイプ。公衆トイレのドアなどでよく見かける、片側からのみ施解錠するスライド式のラッチ錠タイプなどがあります。
しかしながら、これらのタイプはドアに金具を取り付けたり、穴を空けたりしなければならないため、自分自身で行うにはそれなりの工具が必要であったり、こうした作業に慣れていないと難しいかもしれません。また、同様の理由で賃貸住宅では設置許可がもらえないケースがほとんどです。
このタイプのメリットとしては、さまざまなタイプの錠前を取り付け可能であるため、用途・目的に最適なものを選べるほか、防犯性の高いものもあり、本格的な鍵を取り付けたい場合に有効です。

◎引き戸の場合

横にスライドして開け閉めする引き戸タイプの鍵についてもご紹介しておきましょう。
扉が片方だけの1枚引き戸の場合、最も簡易なのは、昔の物置等などに使われていた掛け金タイプの鍵でしょう。壁側に金属の環を固定し、ドア側に金属の棒の先が90度に曲がった鍵を取り付け、環に鍵の先を入れることで施錠できるものです。また、金属の棒の代わりに短めのチェーンが付いているタイプもあります。そのほか、よく見かけるのが壁側に金属の穴の開いたプレートが付いており、ドア側にはつまみが付けられ、そのつまみを金属プレートの穴に入れて、上下に動かしたり、つまみを回して施錠するというものです。これらの鍵はいずれの場合も壁側とドア側に金属を固定しなければならないため、簡単ではあるものの、日曜大工程度の施工工事が必要となります。また、壁とドアを加工するため、賃貸住宅では許可が下りない可能性が高いです。
2枚のドアが付いていて、右からも左からも開閉できる引違い戸の場合は、引き戸が重なっている中央部分に鍵を取り付けることになります。こちらの場合は、かなり大掛かりな工事が必要になりますので、鍵の専門業者もしくはリフォーム業者などに相談されたほうがいいでしょう。

◎ドアそのものを交換

何らかの事情によって、上記の鍵の取り付け方法では上手くいかない場合、ドアそのものを取り替えるという方法があります。もちろん、賃貸住宅では難しいですし、ご自身では施工できませんが、希望通りの鍵を取り付けることが可能です。とはいえ、これは特殊なケースであり、家全体をリフォームするのでない限り、あまりおすすめはできません。あくまでも最終手段であるとお考えください。

まとめ

これまで室内ドアに新規に鍵を取り付ける方法等についてご紹介してきました。上記の方法であれば、ほとんどの室内ドアに後付けで鍵を付けることが可能です。ひと口に室内ドアの鍵といっても、本格的なものから簡易で補助的なものまで、実にさまざまなタイプがありますし、鍵のタイプやドアのタイプによって、ご自身で簡単に施工できるものと、専門家に依頼しないと難しいものがあることはおわかりいただけたでしょう。そのためにも、前述したように、鍵を取り付ける用途や目的を明確にするとともに、鍵の施工方法も考慮しながら、いちばん適した鍵はどのようなものかを事前に検討しておくことが大切です。
もしどのような鍵を取り付けたらいいかがわからない、自分で上手く施工できるかがわからないなどという場合は、鍵の専門業者もしくはリフォーム業者に相談してみてはいかがでしょうか。室内ドアに鍵を取り付ける目的、ドアのタイプ、予算、施工方法などを伝えれば、きっと最適な鍵をいくつか提案してくれるはずです。そのなかからいちばんしっくりくるものを選び、そのまま施工までしてもらえば、最初の費用はかかるものの、無駄なく安心して室内ドアに鍵を取り付けることができるでしょう。

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