神奈川県相模原市のスーツケース鍵開け事例

スーツケースの鍵は、ダイヤル式、鍵式、ボタン式など色々なタイプのものがありますが、それぞれ開錠のやり方が異なります。
今回のスーツケースは鍵式だったので、特殊工具でのピッキングで開けることにしました。
まずは鍵穴に工具を入れ、鍵の内部を探ります。鍵穴の内部のピンを抑えてから工具で回すことで、素早く開錠することができました。

最近のスーツケースの鍵の中には、赤いひし形のマークがついているものを見かけることがあります。これはTSAロックといって、アメリカの運輸局の基準に適合した鍵につけられているマークです。
アメリカでは2001年に発生した同時多発テロ事件以降、飛行機内への持ち物の検査基準が厳しくなりました。空港でスーツケースの中身を見せてほしい、と保安検査官に声を掛けられることもあります。
そのような場合、通常であれば鍵を開けた状態で渡さなければいけないのですが、このTSAロックは特殊な工具を使っての開け閉めができるため、鍵をしめたまま渡しても大丈夫なように構造が工夫されています。
もし、アメリカへご旅行の際は、TSAロックがついているスーツケースを選ぶのが良いでしょう。そのほかの鍵だと、鍵が壊されて帰ってきてしまうことがあります。

スーツケースの鍵のトラブルを防ぐには

スーツケースの鍵を開ける際の依頼で、特に多いのが鍵の紛失とダイヤル式の番号忘れ、そして鍵の閉じ込めです。
鍵の紛失は、ピッキングで開けたり、特殊な工具を使って開けたりすることが多いのですが、ダイヤル式の番号がどうしてもこちらで解読できなかった場合は、鍵を壊して開けるという選択肢を取らせていただくこともあります。
鍵の閉じ込めも同様に解決することが多く、鍵を壊さなければ開かないというケースになってしまうことも少なくありません。

では、スーツケースの鍵のトラブルを防ぐためには、何を心がけたら良いでしょうか。
まず、鍵の閉じ込めを防ぐには、スーツケースの鍵をスーツケースの中に入れないということを徹底することが大切です。鍵の閉じ込めは、ちょっと離席するから無くさないように中に入れておこう、という荷造りの状況下で起こりやすくなります。
鍵は必ず身の回りで管理することにして、スーツケースの中には絶対に入れない、ということを気を付けるだけでも、鍵の閉じ込めで鍵が開かないというトラブルは回避することができます。

鍵の紛失も同様に、鍵は必ず指定の場所に置いておく、という習慣を付けることで紛失を防ぐことができます。
また、出発前に持ち物を確認する際は、チェックリストに必ずスーツケースの鍵があるかどうかを追加する欄を作り、鍵を家に置いてきてしまった、という事態を防ぐようにしましょう。
スーツケースの鍵は小さいので忘れてしまいがちですが、これをしておくことで、旅先でスーツケースの鍵がなくて鍵が開かない、というトラブルを防ぐことができます。

鍵がダイヤルタイプの場合も同様です。鍵の番号をメモした紙があっても、スーツケースの中にそれが入っていては意味がありません。
スーツケースのダイヤルは忘れてしまっても大丈夫なようにメモを作るのはおすすめですが、それはスーツケースの中には入れず、忘れない場所に保管しておきましょう。
また、スーツケースの正解のダイヤルを携帯で写真に撮影し、保存しておくのもおすすめです。

また、番号は合っているけど鍵が開かない！という事態を防ぐためには、旅行前に鍵の動作確認をしておくのがおすすめです。余裕があれば、鍵周辺のホコリをきれいに掃除機で吸い取ったり、機械油を少し差しておくと、鍵がスムーズに動いてくれるようになります。

まとめ

スーツケースの鍵のトラブルは、不注意によって引き起こされるものが多いです。旅先や出張先での思わぬトラブルを防ぐためにも、事前に鍵のメンテナンスをしておくのがおすすめです。
当サイトでは全国の鍵屋さんと提携し、どのような地域でも腕の立つ鍵屋さんを派遣することができます。旅先や出張先でスーツケースのトラブルに見舞われてお困りの際は、是非当サイトのオペレーターまでご相談ください。