ウェーブキー

ウェーブキーとは、90年代後半から出てきた車の鍵の一種です。それ以前の車で主流であったギザギザの鍵に比べて防犯性が高く、鍵穴からのピッキングや針金などによる解錠対策が施されたタイプです。

その見た目から、彫刻キーやサイドワインダーキーとも呼ばれています。国産自動車メーカーとして、鍵の防犯性、車の不正解錠対策に最も力を入れている企業は トヨタ、ホンダ、次いでニッサンでしょう。ロードサービスに加盟している鍵屋さんでも、トヨタ車だけは断るところもあります。

ウェーブキーの特徴

一般的なギザギザの鍵と違って、加工するのに高い技術と専門機材が必要になります。そのため、ギザギザの自動車キーは作れてもウェーブキーは作れないという鍵屋は多いのです。当社では様々なウェーブキーに対応しておりますので、安心してご相談ください。

主な国内メーカーにおけるウェーブキー

一口にウェーブキーといっても、メーカーによって特徴が分かれます。まずはトヨタですが、防犯性や不正開錠対策に力を入れているため鍵本体だけでなく鍵穴にも防犯対策がきっちり施されてます。トヨタ車は鍵穴の部品にハーフピンと呼ばれる特殊な部品が使われており、ピッキングの難しい非常に優秀な鍵穴になっています。鍵業界の中でもトヨタ車の鍵開けは非常に難易度が高いとされており、ピッキングで開ける場合と鍵を作ってから開ける場合の2通りの開錠方法があります。また隠しピンとよばれる部品の存在により、ドアの鍵穴から鍵を作ったとしてもエンジンの鍵穴のピン数が異なるため、エンジンを掛けることができません。

一方、ホンダのウェーブキーはまた少し形状が異なります。他メーカーのウェーブキーは鍵の内側に溝を彫りこんだような形ですが、ホンダは外側を削った独自のフォートラックと呼ばれる形です。外掘りとも呼ばれています。

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